祝!370話 いつまでも ページ15
「「やったぁー!」」
飛び上がって喜ぶみんな。
勿論僕も、歓喜に二人の元まで駆けて行った。
「「!」」
『凄いな二人とも!吹雪と風丸のスピードを合わせたのか!すっごくカッコ良かったよ!』
僕が思わず手を握ると、二人はちょっと顔を赤らめる。
が、僕の言葉に嬉しそうに微笑んだ。
「天空の巫女様にそう言ってもらえるとは、光栄だね」
「いつまでもスピードを、お前一人のものにはしておけないからな!」
『!』
……僕のスピード、か。
確かに今のシュートは、爆速的なものだった。
それこそ、僕のスピードを上回るくらい……。
自分に百パーの自信があった訳ではないが、何処か寂しいという感情が湧く。
しかしやはり、二人の目覚ましい程の成長への喜びは、寂しさで出来た僕の心の穴を埋めるには充分過ぎる程だった。
抜かれたなら、また僕がスピードに更に磨きをかければ良いだけだしね!
そこで前半終了。
得点は1-1と、同点で後半を迎える事になった。
「みんな良いぞ!」
『後半もこの調子で行こう!』
「「おう!!」」
前半で同点なら、後半には巻き返せる。
向こうのベンチも、まさか同点になるとは思ってなかった様で、表情が固かった。
「やっぱり、一之瀬凄いな……」
「ああ。確かにあの気迫、今までに感じた事がない」
確かに……一之瀬の気迫が、ユニコーンのチーム全体を後押しし始めてる。
それ程までに、決意が固いのだろう。
「俺、止められるかどうか自信ないっス……」
ザ・マウンテンを突破された壁山の言葉を筆頭に、次々と弱音が上がった。
やはりみんな不安なんだな……まあ、あれ程までに差を見せつけられちゃ当然か。
それを一喝したのは、勿論キャプテンだった。
「大丈夫!気迫には、気迫でぶつかるんだ!それが戦うって事だ!!」
「「おう!!」」
不安さえも追い風に変えてしまう、言葉の力。
そんな守の言葉の力に気を取られて、僕はまだ、秋が居なくなった事に気付いていなかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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杳覇(プロフ) - ミリアさん» 「影ふたつ」でコメントなさっていた方と同一人物ですかね? 残念ながらお断りさせていただきます。今リアルが忙しいので……。 (2021年3月6日 11時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 一緒に占いツクールで合作しませんか? (2021年3月6日 11時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - mnwさん» そう言って頂けて嬉しい限りです(泣) (2019年5月1日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - mnwさん» コメントありがとうございます!それが、最初はそうしようかとも思っていたのですが、それだとかなり長くなってしまうなぁ…と思った次第でして……。ですがまた、考え直してみます!貴重なご意見ありがとうございました! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
mnw - ベルモットさんの作品が大好きです!!頑張ってください!! (2019年5月1日 15時) (レス) id: 4bef324863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vermut | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時:2019年3月22日 14時