132話 精神の支配 ページ47
ここで、MFの輪からDFへとボールが渡った。
「このスピードの中、なんて正確なパス回しなんだ…!!」
……そう。垣間見えるボールは、あれ程の高速の中、一寸も狂う事なく鋭く行き来していた。
吹雪達の精神を削ぐ様に……。
「奪う事が出来ますか?」
「ああ……やってやるさ!!」
「
「分かった!!」
『!!吹雪!!綱海!!やめッ__』
……余程のプレッシャーに、正常な判断が出来なかったのだろう。
フッ
「「!!ぐあッ!!」」
ボールに向かって、蹴りを入れようとした吹雪。
そのまま突っ込んで行った綱海。
その瞬間、パーフェクトゾーンプレスは動きを止めた。
勢いの止まらぬまま、吹雪の蹴りは綱海の膝に、そして綱海の倒れ込んだ膝が吹雪の脛にヒット。
ファイアードラゴンの攻撃は一切受けず、二人は試合続行不可能となってしまった。
「「!!」」
『綱海!!吹雪!!』
「__悲劇です。しかしこの悲劇は、あの二人が自ら招いたもの……」
「!」
足を押さえ、激しい痛みにもがき苦しむ二人に、イナズマジャパンが駆け寄っていく。
その様子を眺めて薄ら笑いを浮かべ、呟いたチェを鬼道が睨む。
「徹底したプレッシングで相手の動きを封じ、恐怖によって精神を支配する……。こうなるともう、正常な判断は出来ません」
「精神を支配するだと…?」
足を止め、聞き返した鬼道。
チェはフッと口角を上げ、元より細い目を更に細めた。
「現に貴方も混乱している。これこそが、我らファイアードラゴンの必殺タクティクス、パーフェクトゾーンプレス!!」
「ッ…!!」
完全なる戦術……か。
この世に完全なものなんて有りはしないわ。
ここが……あの特訓の見せ場ってところね。
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Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» wwありがとう!!そうよね、不動絶対赤面してる!!(笑) <(_ _*)> アリガトォ (2019年1月23日 20時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 『きゃ……!』とはなんだ『きゃ……!』とは!!かわいすぎるじゃないか!!普段クールな美麻ちゃんがそんな可愛いことをしたら不動がどうなると思ってるんだまったく!!素晴らしい!!← (2019年1月23日 18時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 奇凛さん» あああありがとうっ!! (2019年1月11日 5時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
奇凛(プロフ) - なっなぜだ?なぜ通知がこなかったぁぁぁぁ見るのがものすごくおくれた。。。。気を取り直して、遅れたけど、続編おめでとう! (2019年1月10日 20時) (レス) id: e605ff304b (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» 惜しい(笑) ここからあのシーンに入っていk((←ネタバレ ありがとおおおお(泣)頑張りますっ!!当日だから遅くないかもねwwメリークリスマス!(完全に遅い) (2018年12月26日 11時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vermut | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時:2018年12月25日 17時