133話 声のない嘲笑 ページ48
「二人共……大丈夫か？」
「なーに、どうって事ねえや！」
「迷惑掛けてごめん！」
明るく振舞ってるけど、絶対無理してる。
すっごく痛そうな音したもの……。
「木暮。栗松。交代だ」
「え……」
「交代、ですか？」
まさか、二人の様子を見て大丈夫だとでも思ったのかしら。
まだまだ観察力が足りないわね……まぁ、一年と小六だし仕方ないか。
「監督っ…!!」
「僕達、まだやれます!!…ぐッ…!!」
『吹雪…!!』
「そんな足では、戦力にならん」
無理に立ち上がろうとして、顔を顰める吹雪を支える。
症状は吹雪の方が酷い。少なくとも、この試合は無理。
……もしかしたら、今後に影響が出るかも知れないくらい。
試合再開。
ボールを持った緑川がライトニングアクセルでキムを抜き、コが迫ってくる前にバックパス。
「パーフェクトゾーンプレス!!!!」
「ッしまった…!!」
「っ……!!」
次に龍の獲物に選ばれたのは土方と飛鷹。
「うっ…！」
「近くで見るとおっかないよこれ……！」
新しく加入した虎丸と木暮も、その圧倒的プレッシャーに青褪める。
「土方！飛鷹！無理はするな!!」
さっきの様なクラッシュだけは避けたい＿＿鬼道が中々しない様な指示を出す。
「無理するなっつったってよぉ…！こん中入ってみろ、心臓バクバク言ってんだよ……!!」
「こんな奴ら、喧嘩なら蹴りで一発なのに……!!」
普段兄貴役の土方も、不良界最強の飛鷹でも耐えられないプレッシャー。
かつてファイアードラゴンと戦った他のチームも、この戦術に敗れ去っていったのだ。
「のわｯ!!」
そして、土方も同じ様にボールを奪われる。
再び訪れた、声のない嘲笑。
声もなく、音もなく、表情もなく、プレーで嘲笑われる。
「……取る!!うおおお!!ｯうあ!!」
ボールが顔面に当たって飛鷹は倒れ、ボールは奪い返せない。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
塔子の帽子
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» wwありがとう！！そうよね、不動絶対赤面してる！！(笑) <(_ _*)> ｱﾘｶﾞﾄｫ (2019年1月23日 20時) (
レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 『きゃ……！』とはなんだ『きゃ……！』とは！！かわいすぎるじゃないか！！普段クールな美麻ちゃんがそんな可愛いことをしたら不動がどうなると思ってるんだまったく！！素晴らしい！！← (2019年1月23日 18時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 奇凛さん» あああありがとうっ！！ (2019年1月11日 5時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
奇凛(プロフ) - なっなぜだ？なぜ通知がこなかったぁぁぁぁ見るのがものすごくおくれた。。。。気を取り直して、遅れたけど、続編おめでとう！ (2019年1月10日 20時) (レス) id: e605ff304b (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» 惜しい(笑) ここからあのシーンに入っていk((←ネタバレ ありがとおおおお(泣)頑張りますっ！！当日だから遅くないかもねwwメリークリスマス！(完全に遅い) (2018年12月26日 11時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年12月25日 17時
