第弐拾壱章・「いーこと、とは」 ページ21
「い・・・いーことって・・・?」
頬が徐々に赤く染まっていっていることが自分でも分かる。
心臓の脈打つ音も、徐々に大きくなっている。
それを悟られないように神官さんの胸に顔を押し付けて隠すが、
そんなことをしたら鼓動の音が聞こえてしまうのではと思い、反射的に顔を離す。
そして控えめに顔を上げると、神官さんの揺れる真紅の瞳と視線がぶつかり、
恥ずかしくなって慌てて視線を外した。
そんな私を見て神官さんは小さく笑うと私の耳元に唇を近づけていき、
囁いた。
「俺とAが『恋人ごっこ』をして、それを紅覇に見せつけるんだよ。
そうしたら紅覇がそれを見て嫉妬して割り込んでくる・・・―そうしたら紅覇は
Aのことが好きだって分かる。
だけどそれを見て、ただ無表情、無反応だったら紅覇はAのことを何とも思ってないか
嫌い。・・・・・・試してみるのもいいと思うぜ?」
「『恋人ごっこ』・・・?」
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あぉぞら - すいません!紅覇くんの消してしまいました…。短編集書いてるので、良ければそちらを…!すいません!玲琉.さんの作品、大好きなんでこれからも読ませて頂きます! (2015年6月22日 1時) (携帯から) (レス) id: 0a5444ed6a (このIDを非表示/違反報告)
玲琉.(プロフ) - あぉぞらさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてすごく嬉しいし励みになります・・・! あぉぞらさんの小説は時間があれば是非読ませて頂きます・・・! (2015年6月9日 18時) (レス) id: 7d3c1dd707 (このIDを非表示/違反報告)
あぉぞら - 私、小説の一気読みはしないんですが、この小説は面白すぎて一気読みしました!私も紅覇くんの小説かいてるので、良かったら見て下さい! (2015年6月9日 1時) (携帯から) (レス) id: 0a5444ed6a (このIDを非表示/違反報告)
もちづき。(プロフ) - 玲琉.さん» ひえええぇありがとう・・・!!発想力というか妄想りょ((ゲフンゲフン。うん!ちょっと息抜きとかに読ませてもらうね! (2014年12月29日 14時) (レス) id: 8ea19f9ae6 (このIDを非表示/違反報告)
玲琉.(プロフ) - もちづき。さん» 来てくれて有難うー!!!!つきちゃんは文才あると思うよ^^っていうか恋愛のシチュエーションとかの発想力がすごいと思う!この小説はマギ知らなくてもわかる内容だと思うよ・・・!多分・・・!良ければ全部読んでやってね()綺麗な文章とか何それ嬉しすぎ>< (2014年12月29日 14時) (レス) id: 754b0bfd10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲琉. | 作成日時:2014年4月4日 18時