第漆拾弐夜・「エテルノ王国」 ページ31
「改めて･･･説明させてもらおうか」
紅炎さんが口を開く。
「今回の戦争は、煌帝国対―――
"エテルノ王国"」
その国の名を紅炎さんが口にしたとき、
煌帝国軍が一斉にざわめいた。
無理もない。
私も今、驚きで目を見開いているのだから。
"エテルノ王国"は滅びたはず。
国の民が謎の伝染病で全員他界したので、"エテルノ王国"は滅びた。
そう告げられたはず。
だが、
目の前にいるのは"エテルノ王国"の民だという。
とても信じられる話ではない。
だけど目の前にはアルバがいる
他界したはずのアルバが―――
「ここからは俺が説明します･･･A様」
アルバが一歩、前に出て、私に向かって安心させるようににっこりと微笑んだ。
そのアルバの言葉に、全員一斉に口を閉ざし、聞き入る姿勢をとった。
「"エテルノ王国"は、滅びていません。
･･･伝染病では、国の民"全員"がその病にかかり、亡くなったわけではなかったから。
勿論、伝染病にかかった国の民は亡くなりました････ただ、俺を除いて」
そこでアルバは一旦瞬きし、言葉を区切ると、息を吸った。
「俺はその時、今にも死にそうな状態でした。
エテルノ王国の何処を探しても、民は見つからない
それに、かかってしまった伝染病も悪化していた。
意識も朦朧としている･･･そんな時、
伝染病が流行り始めたときに、伝染病にかからず疎開した民が帰ってきたのです。
その民たちは何十年もかけて、伝染病を治す薬を作っていたそうで、
俺は危機一髪その民と会い、薬を貰い、助かりました」
「ここからがエテルノ王国再建立の始まりです」
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玲琉.(プロフ) - まーちゃんさん» こちらの方も読んでくれたんですか!?ありがとうございます!!番外編は区切りが悪いしよく分からないかもしれませんがこれ一つでendです。曖昧な、よくわからない感じにしたかったので。第参章もお付き合いよろしくお願いします! (2014年6月10日 19時) (
レス) id: 7d3c1dd707 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん - おおおお！番外編も面白そうな・・・！！ (2014年6月10日 18時) (レス) id: 90194117f4 (このIDを非表示/違反報告)
紅凛檎(プロフ) - 玲琉.さん» うんっ！元気だったよー！！玲ちゃんもがんばれー！！応援有り難う* (2014年5月11日 8時) (レス) id: 66a5babc27 (このIDを非表示/違反報告)
玲琉.(プロフ) - 紅凛檎さん» 久しぶり!!!元気だった!?会いたかったよー!!*。うんうん!!またお喋りしよう!! 気がついたらもう第参章だよー作者もびっくりだよー←凄く気になるなんて、有難う♪これからも頑張るね!紅凛ちゃんも頑張って! (2014年5月3日 11時) (レス) id: 7d3c1dd707 (このIDを非表示/違反報告)
紅凛檎(プロフ) - 玲ちゃん、お久しぶりです！(´∀`*) 忙しくて中々来れなかったよ〜;また、お喋りしようね♪ 気がついたらもう第参章!？わぁお!早いなぁ!第参章の予告を、見て凄く気になるよ〜！これからも、頑張って！！ (2014年5月3日 10時) (レス) id: 66a5babc27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲琉. | 作成日時：2014年3月20日 22時
