君の背中『ダイヤのA』 (ページ9)

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その後、退室した洋一を

『勉強するんでしょ！』と言って

部屋に戻らした

そこから何時間たっただろうか

いつもは勉強にも集中せず

話ばかりする洋一

今は一言も喋らず、時間を忘れて勉強していた

部屋はどことなく冷たい空気であった

時計を見ると夜の11時

私は帰る支度をする

そしてバックからポッキーを取り出す

『お疲れ様！たまには休息は大事だよｗ』

と言って洋一にポッキーを手渡した

倉持『サンキュ』

と言って洋一は早速食べ始める

ポキポキという音がどことなく心地よく感じて

まだ一緒にいたいと言う気持ちがより高まる

そんな気持ちを殺して

『また、明日ね。…』

そして私は洋一の部屋を出た

洋一のお母さんやおじいちゃんにも

きちんと挨拶をして、家を出る

家に帰ると、玄関には仁王とちしている母

どことなく想像はついていた

母『おかえりなさい。『ただいま』…』

そこからシーンと静まり返る

私は母を無視して自分の部屋に向かう

すると母に手を握られ、いき止められた

母『ねぇ、Aは、どうしたいの。

…高校のことを』

そしてまた空気が冷たさを増す