第75話 よく働く脳 ページ33
【Aside】
貴「はぁ....」
目が覚めて、かれこれ30分は経とうとしていた。
目が覚める前。
アヤトに...求婚(?)されて、ぶっ倒れた私。
そんな私を誰かが運んでくれて、今は自室に至る。
貴「だ、大体....たこ焼きで釣れる男ってどんだけ軽いのよ...
そんな軽い男、誰が堕ちるかってのっ!
そ、そうだよ...誰も堕ちない...この私が堕ちる訳.....だぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!
何まともに考えてんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!軽いのは私じゃぁぁぁあっ!!!!」
このくだり、もう何回やったことか。
私は頭を抱え込み、床に打ち付ける。
貴「落ち着け、私。相手はあのアヤトだ。超生意気アヤトだぞ。
何まっとうにアイツの気持ち、受け止めてんだ。
アイツはあんな奴。お遊びに決まってる。からかってんだよ、私のこと。そうだよ。きっと。」
と、呪文のように自分に言い聞かせ、なんとか正気を取り戻した。
姿見用の細長い鏡に、自身の顔を映す。
貴「うぇっ!?ま、真っ赤じゃん!!」
キュッと目を瞑り、2回だけ両手で思いっきり強く顔を叩いた。
貴「...よしっ」
違う意味で真っ赤になった顔を確認して、私は体をひねり、
足を運ばせ、ドアノブに手をかけた。
貴「い、いや....ちょっと待て。」
一度ドアノブから手を離し、散々働かせた脳を、再び再起動させる。
貴「ここで出てみろ....もしアヤトと会ったらどうする。どう対処する。
逃げる?真っ向勝負?それとも再び倒れる?いやダメだろ...っ
ここは...見つからないように何処か目立たない所へ。
目立たない所....えーっと....庭?...そうっ!広大な庭に行こう!!」
思想のゴールに達し、自分でも"明暗だ"と思いつつ、
再びドアノブに手をかけ、手首を捻る。
まわりに誰もいないことを確認し、
物音立てずに、目的地へと向かった。
第76話 無残に散った白い薔薇→←(:3 」∠)<あ、あれ?????
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ゆりか(プロフ) - 続きみたいです!! (2020年2月14日 18時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
ルチア(プロフ) - 続編もう一度書いて頂けませんか? (2018年6月12日 0時) (レス) id: 371a1d1c70 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - まだ途中ですが面白いですね! それと…三つ子はそれぞれ椿、梓、棗と呼び捨てですよ (2014年12月24日 18時) (レス) id: 96c5361eab (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - それとリボーンっていうアニメ大好きです!!理人さんは知ってますか? (2014年9月8日 16時) (レス) id: 80a14c7e0e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 私もアニメなしじゃ生きていけない!!って思います!今季のアニメってなに見てますか?私は最近魔法科高校の劣等生とか悪魔のリドルなどを見ています!!けど私すんでいるところが北海道なのでいつもパソコンで見てます!! (2014年9月8日 16時) (レス) id: 80a14c7e0e (このIDを非表示/違反報告)
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