第56話 あまいアマイお菓子と自分 ページ13
orz<萎える...(詳細:次ページラスト)
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朝食を食べ終わり、今日は珍しくカナトと時間を共有していた。
キッチンにて。
数分前、カナトが『たまには手作りのお菓子が食べたい』と言いだしたのをきっかけに、
私は得意分野のスイーツ作りをお披露目することに。
貴「んー、何作ろっかな。」
カ「エクレアが食べたいです。」
貴「了解。」
カナトはなかなか感情を表に出さず、それでもって極端なわがまま。
唯でさえ一緒に過ごす時が少ないのに、
いざ会話するとなると、今みたいに典型的な終わり方を迎える。
でも、今日は違った。
貴「あ、あれ...?薄力粉ってどこに...この前使って...確かここに...」
しまっておいたはずの引き出しにも、お目当てのものは存在しない。
ここ最近の"薄力粉の記憶"を頭から探り当てていた。
そんな時、後ろから肩をチョンチョンとつつかれた。
振り向くと、薄力粉の入った袋を差し出すカナトが。
貴「あ、ありがと。」
カ「いえ。・・・今日は気分がいいです。たまには手伝うのも悪くないかと。」
彼の爆弾発言に、頭の中...いや、身体までもがフリーズした。
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無事、エクレアを作り上げた。
目の前でそれを頬張るカナトは、これまた珍しくニコニコしていた。
貴(・・・かわいい。ジュリさんみたいだw)
カ「・・・今、変なこと考えましたよね?」貴「(。◕‿◕。) ナンノコト?」
頬杖をついて、彼の再びエクレアを頬張る姿を眺めてニヤニヤしている私。
不思議と、時間がゆっくり過ぎていく感じがした。
と、忽然、彼は私の目をじっと見た。
そして口を開く。
カ「Aさん。」
貴「ん...?」
カ「好きです」貴「ぶふぉっwwwwwwwwwww」←
吹き出してしまった自分の唾を拭い、本日二度目、顔が再び朱に染まる。
貴「な、何を急に...///」
カ「"エクレアが"ですよ。変な妄想しないでください。」貴「ですよねー(笑)」
自分、何やってんだろ。
ホント自意識過剰だわ・・・。
カ「でも・・・よかった。」
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ゆりか(プロフ) - 続きみたいです!! (2020年2月14日 18時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
ルチア(プロフ) - 続編もう一度書いて頂けませんか? (2018年6月12日 0時) (レス) id: 371a1d1c70 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - まだ途中ですが面白いですね! それと…三つ子はそれぞれ椿、梓、棗と呼び捨てですよ (2014年12月24日 18時) (レス) id: 96c5361eab (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - それとリボーンっていうアニメ大好きです!!理人さんは知ってますか? (2014年9月8日 16時) (レス) id: 80a14c7e0e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 私もアニメなしじゃ生きていけない!!って思います!今季のアニメってなに見てますか?私は最近魔法科高校の劣等生とか悪魔のリドルなどを見ています!!けど私すんでいるところが北海道なのでいつもパソコンで見てます!! (2014年9月8日 16時) (レス) id: 80a14c7e0e (このIDを非表示/違反報告)
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