口説きたい彼*7 ページ13
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暫くして、話を終えたであろう二人の顔には笑みが浮かんでいた。仕事の話をしていただけなのに、笑うのか。私の前ではそんな顔しないくせに。
なんて、やきもち。彼女は私の部下なのに 他の人と親しいのが気に食わない。かといって、彼氏でもないのに縛りすぎて嫌われるのは避けたい。
ああ、このやり場のない気持ち。どうしようか。
「太宰幹部?」
そんなことを考えていたらAがいつの間にか目の前にいた。どうやら、何回も私の名前を呼んでいたようだ。
「ごめん。少し考え事をしていたんだ」
「そうですか。」
返事をしない私を心配してくれていたのか Aは安心したように目を細めた。そして、にこりと笑って 白い指先で摘んだ梅干しを私に差し出す。
「あーん ってするんでしょう?」
これだから彼女は可愛い。
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母 - みじかい (2020年9月28日 1時) (レス) id: 049c48a071 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - 弔藍さん» ありがとうございます!!!ありがたく承認させていただきました! (2017年11月14日 19時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
弔藍(プロフ) - きみしにたもーさん» 参加させていただきます。 (2017年11月14日 19時) (レス) id: cac47d7322 (このIDを非表示/違反報告)
弔藍(プロフ) - きみしにたもーさん» ありがとうございます。 (2017年11月14日 18時) (レス) id: cac47d7322 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - そうでしたか、ありがとうございます。参加期限はありませんので、いいお返事お待ちしてます (2017年11月14日 18時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tatsuka0822
作成日時:2017年9月9日 19時