【完結】愛しい君に最高のドナーを【/青/】

幸せな非日常。13 ページ14

ついにこの日がきた…！




心臓移植…！




私が目覚めた頃にはころちゃんと一緒だ。




第一声はどうしよっかな！




“ころちゃん大好き！”かな？




“ころちゃんのお陰で成功出来た！ありがとう！”かな？




“ころちゃん！大好き！これから結婚だね！”かな？




それともころちゃん泣いちゃってるかな？




何にしろ楽しみな事には変わりない。




少し緊張しながらも麻酔を受けた。


☆≡｡ﾟ.☆≡｡ﾟ.☆≡｡ﾟ.☆≡｡ﾟ.☆≡｡ﾟ


｢…で…よ。………の……ね。｣




『ん、んん』




少し声が聞こえて目が覚める




｢あ、Aさん。手術は無事成功しましたよ。｣




『ほんとですか！？』




｢はい｣




『やった…やったー！あの！ころちゃんどこにいますか？』




つい頬が緩み笑顔で看護師さんに聞く




｢…あ、あの…実は｣




『え？』




暗い雰囲気の看護師さん達を見て私からもつい笑顔が消える。




｢こちらをご覧下さい｣




差し出されたのは1枚の紙




『これなんですか？』




｢Aさんのドナーです｣




私に協力(？)してくれた人か。




いつかはその人の親族にもお礼に行きたいな。




どれどれ…




『…ぇ？』




つい掠れた小さい声がもれる




｢…｣




『こっこれ…どういう、こ、と、です、か…？』




｢…｣









そこには確かに書いてあった


,









,









,









,









ドナー協力者









,









,









,









,









“ころん”









,









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