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鬼嶋が帰ってきたぞ！ ページ3
「随分とべっぴんさんになったな〜」
たしかに高校時代Aはお世辞にも可愛いタイプとは言えなかった。
礼儀はあるが態度は大きいし、気が強かった。
しかし東京に行って何か悪い影響を受けてくるかと思っていたら変わったのは髪型くらいだった。
だが誰がどうみても都会の女感は否めないほど垢抜けてしまっていた。
「自分はそんなに変わってないように感じますけどね。先生は随分と変わりましたよね、」
「言っても十数年だぞ？そんなに変わらないだろ。」
「そうですかね〜」
やはり飄々とした態度と何を考えているのかが分かりづらいのは変わっていないようだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
“老けた”とは言わないようにしているつもりだが、大の大人が十年経ったところで変化が見られるのは髪の毛の薄さか体系か年齢相応の変化くらいだ。
荻島先生はどうやら別に体型も髪型も変わっていないようだった。
＿＿ってことは・・・
「ってことは俺は十年でしっかり老けてるのか。」
「い、いやいや〜まだまだお若いですよ〜」
危ない・・・
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作者名：長官 | 作成日時：2020年5月3日 17時
