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恋とは ページ22
チャイムが鳴り授業が始まった。
先生は何事も無かったかのように授業をしてる。
(櫻井先生のあんな顔初めて見た…。)
二宮君が翔ちゃんは怒ったら怖いって
そう言っていた意味がわかった気がする。
だけど、そんなことよりも
櫻井先生が私をかばってくれたことが嬉しかった。
私を信じてくれる人がいた。
それだけで救われた。
きっと今櫻井先生から目が離せないのは
さっきのことがあったからだ。
きっとそう。
それ以外理由なんてないよ。
そう思っていると、
っ…。
先生と視線が交わった。
先生と目が合うたびに
胸のあたりがムズムズする。
そう、例えるならムズムズする。
私が読んだことのある漫画や小説では
ある状態をそう例える。
…困ったな、私にはもう関係ないと思っていたのに。
松本さんに言われたことが頭によぎった。
ー恋愛するしないなんて自分じゃ決められないー
っ！
もしかして、これは恋なの？
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作者名：cherrys | 作成日時：2020年12月31日 2時
