I love you 28 ページ29
Aside
そして放課後に時間をとった。
そしてあたしの過去のことを聞いてもらうことにした。
〜回想〜
物心ついたころ、あたしは既にヴァイオリンに触れていた。
お母さんもお父さんもプロの音楽家で、あたしはあちこちのコンクールを見に行くたびにいろんな人から慕われた。
あたしは4歳にして、中学生部門で最優秀賞をとり、
6歳にして高校部門で最優秀賞をとり、
7歳では既に大人たちと同じレベルのコンクールに出場しては、賞をもらっていた。
賞をもらうのは、当たり前。
もらえないなんてありえないし、
最優秀賞じゃなきゃ不満だった。
というより、最優秀賞をもらえなければいろんな人たちから見捨てられる気がした。
それは9歳のときのコンクールで、突然手が動かなくなった時。
最優秀賞どころか、賞にさえ選ばれなかった。
どん底に突き落とされた気分。
周りの人たちからの非難、そして親からの言葉。
父「つまりは練習不足だったんだ。」
母「曲を止めるなんて一番ダメなことよ。」
励ましの言葉一つさえない。
つらい、ヴァイオリンだけなんて嫌だ。
そう思い続けて中学では絶対に吹奏楽をして、
さまざまな楽器に触れたい。
ヴァイオリンのように一人で演奏するのではなく、
吹奏楽のように友達と楽しく奏でたい。
そういう思いで、あたしは吹奏楽部に入った。
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もっち(プロフ) - すみちゃんさん» 明らかにしましたよ!最近コメント見てませんでした、すみません! (2015年5月16日 18時) (レス) id: f0de266672 (このIDを非表示/違反報告)
すみちゃん - お!主人公の過去が明らかになりますね!すごく楽しみです! (2015年5月6日 15時) (レス) id: cb9a2e356f (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - すみちゃんさん» ここからさらに重要になるよ!頑張るね!ありがとう!! (2015年4月27日 23時) (レス) id: f0de266672 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - ももちゃんと言う名のアニメオタクさん» 高尾出てきたね!かっこいいよ!!!やっぱり高尾はイケメンだね!! (2015年4月27日 23時) (レス) id: f0de266672 (このIDを非表示/違反報告)
すみちゃん - あ〜とうとう進路についてきましたね。 主人公がどの進路を決めるのかが楽しみです。 これからも、がんばってください。 (2015年4月26日 18時) (レス) id: f1178e52c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっち | 作成日時:2015年4月8日 18時