The music changes my world 2【黄瀬涼太】

I love you 25 ページ26

Aside






フルートの吹き方の本を読み、たまーに実力テストの勉強をする、









あたしは何があっても絶対２位。




だって、１位は絶対に赤司くん。勝てる気がしないしw









とりあえず、実力テストのことも配慮しながら部活に取り組んだ。









もちろんだが、週に２回のヴァイオリンのレッスンも忘れない。









ハードなスケジュールすぎて、倒れそうなくらいだ。









そんなある日、お母さんとお父さんが帰ってきた。









母「ただいま。あのね、前に言ってた進路のこと、話そうと思ってきたの。」





父「なかなか会えないからな。で、進路はどうしたい？」









確かに前にメールを送っておいたけど、今来ちゃう！？


タイミング悪いなぁ、









A「あたしは留学してヴァイオリンを学びたい。もっと上手くなって、いろんな人に聴かせたい。」









そう言うと、







母「留学するには、まず日本のコンクールの実績をもっと出さなきゃいけないわよ。あと国際コンクールへの参加も増やさなきゃいけない。」







父「もちろんだが、もっと練習する必要がある。それでも乗り越えるか？」









そんなこと、覚悟してた。









A「うん、もちろん。」









そういうと、








母「分かったわ、とにかく、、、この現状について担任や顧問に相談しましょう。あなた、吹奏楽部なんて忙しい部活、辞めた方がいいわ。それぐらい覚悟してちょうだい。」









そう言われ、








ショックだった反面、スランプだからラッキーだなんて思ってしまった。









でも、、、








部長なのにやめてもいいのかな？

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