対戦相手 ページ10
昨日の修行中、前半は勿論ナルトの素早さに圧倒されていた。
だが後半はずっとここで生きてきたであろうナルトよりも、新参者の私の方が早い動きが出来て来たのだ。
ナルトは「さっすが俺が育てた弟子だってばよ！！」とか言ってふざけていたが、サスケのドベという言葉からも推測するとナルトは弱い。
これから強くなるにしても、今現在ナルトは弱いのだ。
無鉄砲に相手に飛びかかっていってどんな目に合わされるかもわからない。
それにナルトは今朝から腹を壊していた。
これじゃあ勝てっこない。
イルカ先生が対戦相手を発表した。
結果、ナルトとサスケ。私とその女子。
まずい...不味い不味い不味い。
私の中で不安と緊張の波が押し寄せる。
「ナルト。今のナルトがサスケと戦うのは良くない。だから他の人に代わってもらおう。」
「そんなの心配いらないってばよ！」
「ナルト！私の話を聞いて！もしこれで悪化したらどうする？取り返しのつかないことになるぞ？忍者どころか一生トイレで終わりだぞ？変えてもらうからって別にサスケに負ける訳じゃない。今は私の言うことに大人しく従っておけよ。」
私は軽く行っただけじゃ聞かないナルトに、少し話を盛った。
「ムムッ…さすがに一生トイレは嫌だってばよ…。」
やっと納得したナルトを置いて、私はサスケの所に赴いた。
「サスケ？あー、その…ナルトは気分が優れないらしいから、あんたのファンの女子と仲良くやって置いて。こっちはこっちで加減を見て私がナルトの相手になる。…ということで、ナルトは組めないんだ…！」
「良いだろう。なら、お前が代われ。」
「…なんて言った？」
「聞こえなかったか？お前がナルトの代わりをしろと言ったんだ。」
あまりに急なことに、頭の中が真っ白になった。
サスケには焦りを悟られないようにポーカーフェイスを保つ。
私は覚悟を決めた。
「受けて立とう。私が勝つことは決まってるけどね。」
「どうだろうな。お前の顔が敗北に歪むのが今から目に浮かぶぜ。A。」
サスケのドスの効いた低い声に一瞬で全身がゾッとした。
まずい。さっきよりも遥かにまずい状況になってしまった。
勢いと流れに圧されてつい挑戦的なことを口走ってしまったことを今更後悔した。
小心者の私は、内心震え上がっていた。
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Caesar(プロフ) - マスラさん» コメントありがとうございます！なかなか更新出来ないのですが応援してくださる方がいると思うととても嬉しいです！ (2018年11月6日 18時) (
レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです！続き楽しみにしています。お忙しいとわ思いますが、更新頑張ってください！(*^_^*) (2018年11月6日 16時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - ありがとうございます！！学生なのであれこれ大変ですが更新がんばります！ (2018年9月10日 7時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年9月10日 3時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - 深雪さん» コメントありがとうございます！！この所旅行に行ってて更新出来ませんでした。すいません！！頑張って進めるようにしますね！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：julius | 作成日時：2018年1月1日 1時
