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意外な才能 ページ11

そして遂に私とサスケの闘いが始まった。

「フンッ。来いよ。」


もう諦めて闘うしかない。そう思ってサスケに向かって一歩駆け出した時私は体の異変に気づいた。


身体が、軽い。


まるで寝ている時のようだ。


そしてとにかく回し蹴りを続けて打ち込む。


そんな私にサスケは一瞬驚きを露にした。


が、彼もまた強い。私の攻撃に表情を歪めながらも手で蹴りを受けて行く。


しばらく攻防を続けると、次第に息が切れてきた。


「おい、A…。いつもは余裕なお前が…随分と苦しそうじゃないか。」


「そういうサスケこそ…息が切れてるよ…。」


息を整え、同時に飛びかかろうとした時イルカ先生の合図によってようやく私達の闘いは終わった。


「Aちゃ〜ん!!格好良かったってばよ!!!昨日修行しただけでここまで強くなるなんて!!ちょっとやるだけでサスケなんかデコピン一発で倒せるようになれるってばよ!」


はい!と差し出された水筒を受け取り、勢いよく水を飲んでいるとそれをみたナルトの顔がみるみる青くなって行く。


「どうか…したの?」


聞くのが怖いような気もしたが、ここは思い切って尋ねてみた。


「いや、そ、その水筒…知らない奴のだった。」


「…。」


「嘘だろ!?冗談じゃない!!毒でも盛られてたらどうするんだよ!!」と全力で叫びたいのを我慢して口に含んでいた水を飲み込んだ。

水筒を片手にイルカ先生の元へ向かう。

ナルトの奴、これじゃ飛んだありがた迷惑だ。

「イルカ先生!この水筒、ナルトが間違えて持ってきちゃって。誰の物だか心当たりはありませんか?」

イルカ先生は水筒を受け取ると側面をじっと見ると、私に返してきた。

指を刺されたところを見ると油性のペンで薄く”うちはサスケ”と書かれている。


「〜!!」


私は思わず目を擦った。一体全体どうしてこんなに運の悪いことが起きるのだろう?


「どうやら、誰の物か分かったみたいだな。俺が返しておこうか?」


「…いえ、私から返しておきます。」


「にしても、今日は凄かったなぁ!初日からあそこまで出来るとは思っても見なかったよ…。あのサスケと互角だなんて…。でもま、子供は帰った帰った。」


空を見るといつの間にか日が暮れている。


「おーい!Aちゃーん!」


遠くで呼ぶナルトの声が聞こえ、最後に私はイルカ先生を振り向いた。


「では失礼します。」


「ああ、じゃあな!ナルトをよろしく…!」


私はナルトの元へ走った。

青い水筒→←対戦相手



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Caesar(プロフ) - マスラさん» コメントありがとうございます!なかなか更新出来ないのですが応援してくださる方がいると思うととても嬉しいです! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです!続き楽しみにしています。お忙しいとわ思いますが、更新頑張ってください!(*^_^*) (2018年11月6日 16時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - ありがとうございます!!学生なのであれこれ大変ですが更新がんばります! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2018年9月10日 3時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - 深雪さん» コメントありがとうございます!!この所旅行に行ってて更新出来ませんでした。すいません!!頑張って進めるようにしますね! (2018年8月18日 19時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:julius | 作成日時:2018年1月1日 1時

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