面倒な小競り合い ページ8
好感を持たれるためにもここは一つ煽てて置くか。
「Aです。どうぞ宜しく。」
含みを持った笑みを浮かべて教室中を見渡す。
あまりぱっと思いつくことが無かったので本当に一言になってしまったが、大体はこれで印象がカバーできただろう。
「席は、ナルトの隣に座るといい！」
イルカ先生が空いている席を探して私に勧めると、ナルトが嬉しそうにガッツポーズをとった。
「はい。」
短く返事をして一番奥のナルトの隣に座ると、ナルトが話しかけてきた。
「よっしゃァ！！Aちゃんが隣に来てくれて嬉しいってばよ！」
「それは私もだよ。ナルトが隣で本当に良かった！」
ナルトと二人で軽くはしゃいでいると、斜め右下の席に座っていたピンク色の髪をした少女が、私に話しかけてきた。
「ねぇ！Aちゃん！私、春野サクラ！！これからよろしくねっ！！」
その少女改めサクラはこっちに向かって元気よく手を振る。
「サ、サクラちゃん…。」
サクラの笑顔にナルトが顔を赤らめた。
ナルトはサクラのことが好きなのかな。
すぐに勘づいた私は、ナルトと席を交換して、ナルトがサクラに近くなるようにした。
「私の方こそ宜しく。」
それから、私もひらひらと手を振って返すと、サクラは隣に座る金髪の少女にこれ見よがしに腕を組んで見せていた。
少しの間睨み合いが続き、金髪の少女は遂に口を開いた。
「何よ！！デコリン！Aちゃんはどっちが先に話しかけたかなんて気にしないわよ！！ねぇ？Aちゃん。私は山中いの！こんなデコリンなんて無視してアカデミー終わったらうちのお花屋さんに来ない？」
「お花屋さん…か。行く。いのの金髪に似合うマーガレットを見てみたいな…。」
「フン！！」
私がいのの誘いを受けるとサクラが険しい表情でいのを睨みつけた。
「デコリンちゃんどうしたの？広いおでこをもーっと広くしちゃって！何か気に食わない事でもあったかしら！？」
「いのブタ〜！！覚えておきなさい！！サスケ君は私がゲットするんだから！！」
ギャーギャーと騒ぎ出す二人を横目に、私はため息を着いた。
「いつもこれじゃ流石に困るな。」
「ホントだぜ。俺も同感だな。朝からめんどくせーよ。」
独り言のつもりがいつの間にか私の前に座っていた少年も私と同意見らしい。
「俺は奈良シカマル。お前も面倒な奴と知り合いになったな。」
シカマルはサクラといのから拳骨を喰らうナルトを横目に鼻で笑っていた。
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Caesar(プロフ) - マスラさん» コメントありがとうございます！なかなか更新出来ないのですが応援してくださる方がいると思うととても嬉しいです！ (2018年11月6日 18時) (
レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです！続き楽しみにしています。お忙しいとわ思いますが、更新頑張ってください！(*^_^*) (2018年11月6日 16時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - ありがとうございます！！学生なのであれこれ大変ですが更新がんばります！ (2018年9月10日 7時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年9月10日 3時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - 深雪さん» コメントありがとうございます！！この所旅行に行ってて更新出来ませんでした。すいません！！頑張って進めるようにしますね！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：julius | 作成日時：2018年1月1日 1時
