波の国編 二人の刺客 ページ34
涼し気な風が吹き抜けるある朝、私達は木の葉の門を出て、依頼主と共に波の国へ向かっていた。
依頼主を送り届けるというだけの単純な作業だが、初めての大きな依頼だ。
上手くこなして認めてもらおうとナルトが必死な事はよく分かっていた。
ところがその依頼主というのが厄介な酔っ払いなので、私も少々気乗りしない。
歩き始めて数時間程経った頃、それは突然に私達を襲った。
最初は、タダの野ウサギだと思った。
ナルトの早とちりだと。
だが、違ったのだ。
「!カカシ先生!?」
カカシ先生にいきなり鎖が巻き付き、彼を粉々にした。
「嘘でしょ……!?これからどうなるの!?無理無理、絶対無理だよ!」
私は絶望的な気持ちでカカシ先生を見た。
彼は既に跡形も無くなっている。
どうしよう。どうしよう…
「俺がやる。怖いなら後ろに着いてろ。」
サスケはそう言って敵のもとへ駆け出した。
とりあえずアカデミーで習った知識をフル活用して結果、少しセコイが、サスケが気をそらしている間に私が背後から攻撃しようと考えた。
私はすぐに実行に移した。
サスケが蹴りをいれる。
敵がそれを受ける。
そして気配を消して私が近くにあった大きめの石で敵の頭を打破した。
「ふぅ、一丁上がり…!」
無論、石はチャクラが込められているので威力は通常の倍だ。
私は前のめりにどすんと倒れ込んだ敵を横目にパタパタと手をはたいた。
「これで終わりじゃないぞ。油断するなウスラトンカチ。」
「!?う、ウスラトンカチだって?誰が…」
「お前に決まってるだろ。」
サスケは笑った。
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Caesar(プロフ) - マスラさん» コメントありがとうございます!なかなか更新出来ないのですが応援してくださる方がいると思うととても嬉しいです! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです!続き楽しみにしています。お忙しいとわ思いますが、更新頑張ってください!(*^_^*) (2018年11月6日 16時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - ありがとうございます!!学生なのであれこれ大変ですが更新がんばります! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2018年9月10日 3時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - 深雪さん» コメントありがとうございます!!この所旅行に行ってて更新出来ませんでした。すいません!!頑張って進めるようにしますね! (2018年8月18日 19時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:julius | 作成日時:2018年1月1日 1時