【カゲプロ・ヒビヤ】勿忘草 Part1 (ページ10)

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NO.10 ページ10

ポッカーーーン！

こんな効果音がついても過言ではないほどに、戸惑いを隠せない蛇がここにいる。

その名も、A！

苗字はないよ？

……………………。

うっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！

何をしていたんだよ！今の私は！

はぁ、気にしたらダメだ、私よ。

よし、オッケー！

えーと、なぜ私が戸惑っているかと言うと、ソフィアと言う魔女に、私は何回も生き返っている、と言われたから。

可笑しい。

人生をやり直せていることより、蛇が日本語を理解して、喋って、白目向いて、無い筈の足が見えないのにあるっぽくって、息切れすること。

自分が自分でもわからなくなって来た。

そうだ、ソフィアにでも、私自身のことを聞いてみよう。

「ソフィア……貴方の知る私は、どんな存在だったの？私が生まれ変わった後のことも知ってたら、教えて欲しいです。」

ソフィアは、微笑んでこう言った。

「私は、Aのこと、知っているわ。

貴方にお話しするわ。」

「ええ。」

あざみっちが空気と化しようとしているのに、私は全く気づかなかった。