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NO.22 ページ22
ヒビヤSIDE
ヒヨリに言われるままに、僕はAのクラスに向かった。
教室のドアの近くにAがいたから、僕はAの手を引っ張った。
「え…………？ちょっと、離して…………ください！」
え？敬語？
「ま、待って！もう走れませんから…………！」
まあ、全速力でヒヨリのいる屋上に向かってるんだからね。
「屋上に戻ろ？」
「な、何でまた？！」
「ヒヨリが呼んでるからね。
ていうか、何で敬語なの？」
「え…………響也君には、何故かタメ口で喋りたくなくて…………何故か、タメ口で喋ろうとしたら、緊張してしまいます。」
Aは、小さな声でそう言った。
というか、僕といるとそんなに緊張するの？！
そして、階段を上がって息切れしてきた頃には屋上の扉の前にいた。
僕が重い扉を押し開けると、ヒヨリが一言、「遅い。」と言った。
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作者名：副団長・クッキー | 作者ホームページ：
作成日時：2014年12月26日 22時
