【カゲプロ・ヒビヤ】勿忘草 Part1 (ページ19)

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自己紹介も終わり、学校の事や、幼稚園、保育園の事を話していた。

「私、皆の保育園時代の写真、見たいな！」

香苗ちゃんは、そう言って、目をキラキラと輝かせていた。

「いいよ！でも、皆の幼稚園時代の写真も見てみたいな！」

祐奈ちゃんは、大賛成。

「じゃあ、明日、学校に来るときにどっかで待ち合わせして見せ合いっこしようぜ。

ついでに、これからも九人で一緒にいればいい。」

「…………それなら、この公園に待ち合わせでいいと思う。」

「僕らもここら辺だったら遠くないね。

ね、カイト。」

「おう！」

「ねぇ、皆、ここは、どっちに曲がる？」

幹太君は、皆を見て言った。

待ち合わせの公園を挟む様に右と左に道が続いていて、私と幹太君は、左。それ以外の皆は、右に行くらしい。

そして、そこでバイバイ、と、言って、私達は歩き始めた。

「ねぇ、Aちゃん、ヒヨリとかヒビヤとか、どうだった？」

「え？どうだったって？」

「いや、僕達、幼稚園出身の生徒はどうだったか聞いてるんだよ。」

「なんか、嬉しかったの。

私は、外人っぽいから、きらわれていた。だけど、九人も私を信じてくれる人がいるから。

それに、フレンドリーな人が多いし、私も馴染みやすくて、居心地がいいよ。