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NO.12 ページ12
ここは、真っ白くて、真っ暗よりも寂しく感じる。
「Aは、もう人間の姿よ。」
ソフィアが私の脳内に語りかけてくる。
私は、自分の掌を見つめた。
手がある。
足がある。
「やったぁ…………。」
思わず、声に出してしまう。
私の言葉には耳も傾けないソフィアがまた語りかける。
「Aの名前は、松下 A…………え？？また同じ名前？」
ソフィアは、きっと、水晶玉か何かで調べたのだろう。驚いている。
「ご、ごめん。あ！もう時間がないわ！
早く、そこのゲートから、出て！」
「あ、分かった。
ソフィア、あざみっち、ありがとう。
いいや、あざみっち、じゃないか、
ありがとう、お母さん。」
私はそう言い残して、ミニブラックホールみたいな黒い穴に飛び込んで行った。
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作者名：副団長・クッキー | 作者ホームページ：
作成日時：2014年12月26日 22時
