抜ける ページ21
生徒会室に戻って、みんなに何か言われて、けど僕の耳には入らなかった
蓮巳「英智..言い難いんだが」
「なにかな」
敬人は僕の机に、一着の服を置いた
「...」
蓮巳「俺たちが、お前を保健室に運んで帰ってきたら、これが置いてあった」
渡されたのは、手紙..メモかな
〈もう嫌だ。アンタ達のやり方は、俺は嫌いだ。今までありがとうございました〉
「...A」
蓮巳「俺は紅月だから..口出し出来ないが、どうするつもりなんだ。このまま、Aを抜けさせていいのか」
「なんで？Aが決めたんでしょ？...僕が、どうこう言える立場じゃないよ」
日々樹「英智は馬鹿ですね」
「...」
いつの間にか、渉が敬人の横で僕を見てた
伏見「...」
伏見も桃李も僕を見ていた。ただ、悲しそうに
「じゃあ僕にどうしろって言うの」
半ば八つ当たりみたいな言い方になってしまった
敬人はため息を着いて、呆れたように言った
蓮巳「好きなんだろ。お前は」
「！」
肩が揺れる
蓮巳「Aが、好きなんだろう。恋愛感情として..だから、他のユニットを潰してたんだろ」
「違う..Aを守る為に」
蓮巳「嘘だな。俺はお前と何年付き合ってると思ってる」
「...」
蓮巳「Aが他のユニットに取られていいなら
.....そのままそこで大人しくしてろ。もう俺は何も言わないからな」
敬人は書類を僕の前に置いた
自分の手に持っているAの服
敬人が置いた書類
.....
僕はゆっくり立ち上がって、生徒会室から出る
「敬人、ありがとう」
小さく呟いたつもりだったのに、敬人にはしっかり聞こえてたらしい
蓮巳「世話が焼ける..早く行け」
───────────────────
守沢「A！」
廊下を歩いてるAを見つけた
いつもいる天祥院はいない
どうかしたのか？
守沢「A..お前」
『守沢先輩..俺、フリーに成りましたよ』
守沢「は？」
『ユニットに欲しかったんじゃないの。
俺...fine辞めました、貰うなら今です』
俺は一瞬、Aが何言ってんのかわからなかった
『流星隊に入れるなら、チャンスは今ですよ』
守沢「えっ...えっ！？マジかよ！！本当に！？」
『うぃっす』
思わずAを揺さぶる
守沢「本当だな！！嘘じゃない！？」
『本当ですよ』
笑ったAを見て、俺も笑う
守沢「よっしゃ！！じゃあ今から皆に報告する！早く行くぞ！！」
『はい』
俺はAの手を引っ張って走り出した
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風船ガム - 奏汰さん» ああああああ！ありがとうございます！もう、嬉しいです.....更新頑張ります！(>ω<〃) (2017年7月23日 17時) (
レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
奏汰 - めっちゃ面白いです！夢主くん可愛い！！そして英智さんかっこいい！文字がめっちゃ読みやすいですね！！次の話も楽しみにしてます！(´▽｀) (2017年7月23日 17時) (レス) id: 58a4addda3 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - マロンクリームさん» ありがとうございます！！頑張ります！((o(｡>ω<｡)o)) (2017年7月23日 10時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
マロンクリーム - おぉぉぉぉ！めっちゃ面白いです(*´▽｀*)更新楽しみに待ってます(｀・ω・´)頑張ってください！ (2017年7月23日 10時) (レス) id: 9f03df5593 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - Knights を護る騎士でいたかったさん» 全然、上手く出来ないですが、頑張ります！ (2017年7月23日 9時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年7月22日 20時
