002* やってらんないぜベイビー ページ4
【やってらんないぜベイビー】
「もっと早く起こしてよお母さんのバカっ！」
急いで制服に着替えてのんびりと食パンかじるお父さんの前の席に着席。
この歳にも関わらず、下着状態でリビングを走り回る私に、案の定訝しげな視線を向けていたけど、
まぁ朝の私の下着暴走はいつものことだし慣れっこだろう。気にしない。
「おはようA」
「あ、おはよーお父さん……なんてのんびりしてられるか阿呆っっ！！！」
もう喋る時間がもったいない。
現在6時50分、完全待ち合わせ時刻に遅れる間違いない。
「お父さんに向かって阿呆とはなんなの！早くしないと征十郎くん来ちゃうわよ」
なんて、お母さんの声が合図かのように、ほくっとしたコーンスープを飲み干したあたりに家のチャイムが鳴らされた。
そしてそのピンポーン、という音とともにまだコーンスープの残る私の口に食パンをねじこむお母さん
「ッ？！ぶ、ぐっ、ふぉっっ！」
「ほら早く！」
「ぶ、ちょゴーイン！」
「あとA、スカートのチャック空いててパンツ見えてるよ」
「はよ言えおやじぃぃぃ!!!!!!」
お父さんに言われた通りチャックを閉めて
「行ってらっしゃいー」エプロンで手を拭いながら送り出すお母さんに一瞥してから、とにかく靴を急いで履いて玄関へ。
「いってきまー…＿＿＿＿す…」
「………また大騒ぎだったね」
思わずでそうになったあくびを、目の前の幼馴染を見つけてごくんと飲み干してしまった。
私を待っててくれてたのは幼馴染みの赤司征十郎。
バスケ部の主将だし、朝練があるらしいから朝が早いっていうわけです。
いや、私の朝が忙しいのは３割お前のせいだからね。あとの７割は赤司と朝行くように仕掛てたお母さん。
うちのお母さんがいちいち征十郎のお父さんに頼んだりするから………。
「…遅かったら先に行っててって言ったじゃん」
「別に待ってない、俺も今来たところだ」
こういう時に、平気で嘘つく私の幼馴染。
昔からこういうところは敵わないし、変わらない。
私にばっかり、優しくかわいがってくれることとか、変わらない。
「行こう、せっかくいつもより早いんだゆっくり行こう」
「…はいはい、」
隣を歩く赤司との距離。
私の素直じゃない言葉。
これが、幼い頃とガラリと変わってしまった、私の手によって空いてしまった溝だった。
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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灯那夕摩(プロフ) - かにゃさん» わぁぁぁ！！！見つけました！！ご指摘有難うございます！いえ；；間誤字ったまま来年まで失踪するのも恥ずかしいので教えていただいてよかったです！ (2015年8月26日 13時) (
レス) id: b25dc6a6cf (このIDを非表示/違反報告)
灯那夕摩(プロフ) - さくさん» コメント有難うございます｡･ﾟ･(＞_＜)･ﾟ･｡そう言っていただけると安心して舞い戻ることが出来ます； 有難うございます！ (2015年8月26日 13時) (レス) id: b25dc6a6cf (このIDを非表示/違反報告)
かにゃ - すみません…夢主ちゃんの自己紹介、帝光の二年生なら女子高生ではなく女子中学生では…？…私なんかがスミマセンっ!!これからも頑張ってください!! (2015年8月18日 9時) (レス) id: d9184a0fc8 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 色々大変だと思いますが頑張ってくださいね！ そして更新再開を待っています＾＾ (2015年8月7日 23時) (レス) id: 74a7b7fe34 (このIDを非表示/違反報告)
みはるι(｀･-･´)/(プロフ) - どーすればいいのでしょうか…？ (2015年5月17日 21時) (レス) id: 29a36ab45c (このIDを非表示/違反報告)
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