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創設期 第二十七話 ページ32

あの喧嘩の原因はとある扉間の一言だった。

扉「そのボロの紐、いつまでつけているんだ」

A「はぁ」

ボロいってなによ…

この紐は私にとって思い出のある品だった。これは父様からもらい最初にマダラお兄ちゃんに結ってもらい、イズナお兄ちゃんとお揃いの色にして…

何よりこの紐は私とあなたの最初の出会いのきっかけとなったなものじゃない…!!

A「扉間にそんなこと言われたくなかった!!本当にこの紐、分かんないの?!」

扉「何か関係があるのか?」

その一言で私は我慢をやめた。









ミ「あら…それは…」

A「本当ですよ!!馬鹿なんだから…それにこの紐のおかげで私達は会えたっていうのに…!」

すると姉様は私の頭を撫でた。

ミ「ふふっ…本当に扉間さんって不器用な人ですわ」

なんでさ!!あいつ、私の思い出を馬鹿にした上に出会いすら忘れてるのよ?!

ミ「本当は黙っておきたかったのですけど…」

と、微笑ましそうにしながらこちらを見る。

ミ「この前ね、扉間さんが持っているあのスリーマンセルの子達いるでしょ?」

あぁ、カガミとヒルゼンとタンゾウ。

ミ「その子達が扉間さんを女性雑貨屋で見たらしいんですわ。しかも丁度Aさんの髪の毛に会う色の紐を選んでたそうです」

へぇ?!まさか…扉間…!

A「私っていう人がいるのに他の人に手を出したの?!絶対に許さない…!私から扉間を奪った女も…」

ミ「なんでそうなるんですの…?」

仕方がない、という表情な姉様。

A「仕方がないんです…!こういう色事とか縁がなくて…私にとって未知の領域なんです…」

ミ「意外ですわ…てっきりもうそういうのにもお強いのかとばかり思っていました…」

私は顔を赤らめた。

これは家族のせいよ…!

ミ「けれど、扉間さんは残念ながらAさんのことひどく愛していらっしゃいますわ」

A「…嘘だ…絶対ないわよ…」

ボソッと呟く声は姉様に届き苦笑される。

ミ「きっと扉間さん、柱間様に盛大に笑われ、マダラさんに呆れられ、イズナさんにこっぴどく叱られているのではありませんか?顔にはなかなか出ませんが動揺した時はもろに行動に出ますもの」

私だって言い過ぎたかもしれないけど謝れる自信がない。

ミ「無理して謝る必要はありませんわ。Aさんにとってはとても大切な思い出ですもの」

だけど、と区切り

ミ「謝られたら許してあげて下さい。反省なさってますから」

創設期 第二十八話→←マダラお兄ちゃん!お誕生日おめでとう!by夢主



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マキラ - 私の二番目の推しキャラだったから読んだけど扉間の告白にマジ惚れた//// (2019年5月18日 3時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
るんるん - とても面白いです!!更新頑張ってください^o^扉間様どこにマーキングしたのかすごい気になる!!!笑 (2016年6月7日 14時) (レス) id: a241f8e5b8 (このIDを非表示/違反報告)
乙女☆スピカ(プロフ) - ヒョウレンさん» ありがとうございます!あと、出来たらこれからもよろしくお願いします!!出来たらあの両者には誰からも爆ぜろ!という関係にしてあげたいです… (2016年4月16日 18時) (レス) id: 3800ffa48e (このIDを非表示/違反報告)
ヒョウレン - いつも、楽しく読ませて頂いてます! 夢主ちゃんと扉間様の話の続きが気になってます! (2016年4月7日 3時) (レス) id: 1420eac17a (このIDを非表示/違反報告)
乙女☆スピカ(プロフ) - りんごさん» いえいえ!大丈夫ですよ!てゆうか、この作品を忘れていなくて未だ付き合ってくれていること自体に感謝です!!いつもコメントありがとうございます、りんご様! (2015年12月18日 22時) (レス) id: 3800ffa48e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:乙女☆スピカ | 作成日時:2015年10月29日 19時

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