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創設期 第十九話 ページ17

『今日は体調不良の為休ませていただきます』

そう書いた手紙を鳩に渡し届けさせる。

はぁ…昨日のこと絶対に里に広まってるよ…外に出たくない…恥ずかしいし、そもそも連れ去られたところを見られたのもうちはの者としてどうかと思う。

マ「A!!大丈夫か?!」

正に光線のようにはやく現れたマダラお兄ちゃんは息を切らせ目を大きく開き部屋に音もなく入ってきた。

あの、伝書鳩送ったのつい五秒前なんですけど…?早すぎません?

A「うーん…しんどーい…なんだか体が凄く重たいし熱もある…」

マ「一昨日きちんと温まらなかっただろ?!だから熱が出るんだ!!」

A「…だってぇ…」

マ「だってじゃねぇよ!!今日はゆっくり休め!オレが一日中休んでいるか見張ってるぞ」

ええええ!

不満を口にするが、どかっと座ってマダラお兄ちゃんは私の部屋に居座る意思を見せた。

はぁ…暇だなぁ…









日が暖かく心地よい眠りに身を任せてそのまま寝ていたが物音がして目が覚めた。

マ「悪りぃ…起こしちまったか?」

A「う、うん…ふぁぁ…よく寝たぁ。でもこれ以上寝るときっと夜が辛いからよかったよ」

そうか、と呟くマダラお兄ちゃんは私に昼飯だ、と言って持ってきてくれた。

お礼を言ってその昼御飯に手をつける。

暫くしてマダラお兄ちゃんは私に今最も触れて欲しくない…今最も誰かに相談したい話題をふってきた。

マ「なぁ…A…お前は扉間が好きなのか」

A「…どうしてそう思ったの?」

マ「何年Aのお兄ちゃんしてると思ってんだよ。思ってることくらい分かるわ」



A「私はどうやってもこのうちはという姓から逃げることも捨てることも出来ない」

ただ静かに話を聞くマダラお兄ちゃん。

A「世の中には互いが思い合っても叶わぬ恋があると思うのよ…今回はその例の一つだと思ってるわ…きっと千手もうちはも許してはくれない。私は多くの千手の人や他里の人を嵌めてきた」

でもっ!!

徐々に感情的になる私は手に力を込めそれを抑える努力をする。

A「ずっと…私だって好きだった!!諦めようとしたわ!!何度も何度もよ…だけど…だけどこの気持ちだけは消すことなんて出来なかった…私はずっと…好きで好きでたまらないのに!!」

涙が止まらない。私の意思を反して涙は流れる。

そんな私を見たお兄ちゃんは静かに話しかけた。

マ「Aに話しておくことがある」

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マキラ - 私の二番目の推しキャラだったから読んだけど扉間の告白にマジ惚れた//// (2019年5月18日 3時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
るんるん - とても面白いです!!更新頑張ってください^o^扉間様どこにマーキングしたのかすごい気になる!!!笑 (2016年6月7日 14時) (レス) id: a241f8e5b8 (このIDを非表示/違反報告)
乙女☆スピカ(プロフ) - ヒョウレンさん» ありがとうございます!あと、出来たらこれからもよろしくお願いします!!出来たらあの両者には誰からも爆ぜろ!という関係にしてあげたいです… (2016年4月16日 18時) (レス) id: 3800ffa48e (このIDを非表示/違反報告)
ヒョウレン - いつも、楽しく読ませて頂いてます! 夢主ちゃんと扉間様の話の続きが気になってます! (2016年4月7日 3時) (レス) id: 1420eac17a (このIDを非表示/違反報告)
乙女☆スピカ(プロフ) - りんごさん» いえいえ!大丈夫ですよ!てゆうか、この作品を忘れていなくて未だ付き合ってくれていること自体に感謝です!!いつもコメントありがとうございます、りんご様! (2015年12月18日 22時) (レス) id: 3800ffa48e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:乙女☆スピカ | 作成日時:2015年10月29日 19時

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