７人の特急列車と一般人な私。 (ページ23)

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このあたりだと思うんだけど…

電話をかけてきた人の指示で、
控室近くにやってきた。

こっちの方は関係者の人ばかりで、
お客さんはいない感じだけど。

6「あー！Aいたいた！」

『ユースケ！もうすぐライブでしょ？
どうかしたの？』

そう、電話をかけてきたのは
ユースケだった。

6「これ、渡したくて!!!」

ユースケから手渡されたのは…

『ペンライト…？』

黄色のペンライトだった。

6「そう！僕のイメージカラーのペンライト☆」

『２本もくれるの？』

6「うん！近くのファンの子達のマネして
ライブの時使ってみて！」

『ありがとう!!!』

3「ユースケ！早くしろ…ってA？」

6「あ、うん！今行く！
じゃぁA、楽しんでね!!!」

『うんユースケ頑張って！
リョウガも頑張ってねー!!!』

3「う、うっす!!!」

6「ごめーん☆」

3「ったく、何やってんだよ」

リョウガとユースケは廊下を走って
奥の方まで行ってしまった。

「あの…関係者様でしょうか…？」

『あ、すみません。すぐ出ます！』

スタッフの人に声を掛けられ、
急いでミサとの別れた場所へ戻った。

「ちょっとーどこ行ってたの？
戻ってきたらいないから、心配しちゃった！」

『ごめんごめん！』

「何持ってるの？」

『あ、なんかペンライト貰った。』

「見せて見せて!!!黄色？
ってことはユースケにもらったの！？」

『うん。２本貰ったからミサに１本あげる！』

「いいの？ありがとう!!!
そろそろ開場するよ！入ろう？」

ミサにそういわれ、会場の中へ入った。