初恋日記～いつまでも君と～ (ページ5)

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日記、1～叶夢と遊月～ページ5

～叶夢side～

朝、廊下で2人の男女が並んで歩いている。
それは、私「桜月叶夢」と同じクラスの「黒宮遊月」さんです。
あっ、すみません;;私は、叶夢でカノンと読みます。理事長兼生徒ですよ！
今は、時間があるので遊月さんと廊下でのんびりおしゃべりしています。

「あっ、桜きれいだね。風にのって散っているとこだけど...」
窓から手を出し、てのひらに桜の花びらをのせながら言っているので

「そうですね。でも、私は好きですよ？桜の花びらがひらひらと風にのって散っているところ。」
私は、ニコッと微笑みながらそう答えた。

「へぇ。僕と同じこと考えてる人もいるんだね！」

「ふふっ、そうですね。でも、高校に入学して一週間しかたってませんよ？」

「あっ、そうだったね。_____あれ？あの子、誰だろ」
校門の近くにたっている1人の女の子を指さしながら尋ねられたので、

「たぶん、転校生ですよ。校長先生がお話していた…」

「そんなようなこと、言ってたね。なら、行ってみない？」

「えっ？」
意味が分からずについ、驚いてしました。

「だって、なんか困っているようだし。理事長と同じ制服着ているから、同じクラスってことでしょ？」

「たしかに、そうなりますね。…わかりました。行ってみましょう！」

「お～！」
元気よく笑顔でそう言っていたのが可笑しくて、笑ってしまいます(笑)

―校門に到着―
近づくにつれて、さきほどまでぼやけていた姿がはっきり見えるようになった。
…髪の毛が風になびかれていて、制服を少しだけ自分流に着こなしをしていて、そして、

「うわぁ…綺麗。」

横を見てみると、顏を少しだけ赤くしている遊月さんがいました。。。

「えぇ、あの方綺麗ですね。」

そう、凄く大人っぽくて綺麗でした。

「あの、どうかしましたか？」
私が声をかけると、彼女は少し驚き、状況が理解できたのか、

『えっと、ここは、桃葉学園ですか・・・？』