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だから何? ページ3

ーードン。



「あっ…!」



ありきたりな効果音と共に

やってくる衝撃。



目の前が一瞬で回り、私は大きくその場に座り込む。



「いったぁ…」



あまりの事に頭がついて行かないが、とりあえず誰かにぶつかったのはわかった。



「あ、ごごめん、なさい…?」


誰に向けての謝罪なのか

自分でもわからないがとりあえず謝る。



「いやいや、ごめんっす。」



すっと差し伸べられた手をつかむ。



ゴツゴツとした手だ。


ーーそういえば、こいつ誰だ?



顔を上げると、そこには金髪の少年がいた。



「いやぁ、自分も前見てなくて、ほんとにごめんっす。」



謝る気のサラッサラないような謝罪をされ、ぶっきらぼうに立たされる。




何こいつ。


先にぶつかっておいてこの態度はないだろ。



頭によぎる言葉。


「あんた、名前は」



軽くそいつを睨みつけると、



「黄瀬っす」

と一言残すそいつ。


その言葉を聞いて、光は驚きを隠せないような声で言った。


「き、奇跡の…世代の…!? えっ、嘘でしょ!?」



その瞬間。周りにいた女子もいっせいに盛り上がり出す。




「あー、俺このあと部活あるんすわ。ちょっとめんどいんで、後で謝るっす。てか俺もう誤ったし。」



”ちょっとめんどいんで”


この一言にかんにん袋のおが切れた。



「ふぅーん。で? だから? だから何?」

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作者名:あやtrumpet | 作成日時:2016年5月23日 2時

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