少女ハンターは霞の使い手 その参

少年の正体。そして謎発生!? ページ35

「あーキルアまだかなー」
「ゴンすごく頑張ったからきっと驚くよ」
(うーんツッコミそうだわさ)

スタート地点でキルアを待っている3人。すると足音が聞こえてきた。現れたのはキルア

「「おかえりキルア!!」」

キルアが帰ってきた。曰くソッコー合格。むしろ帰って来るのがしんどかったそうだ。

「あ、そうだアズミ。会ってほしい奴がいるんだ」
「会ってほしい?」
「「?」」

すると足音が聞こえてくる。

「……え?」

アズミは少年を見て驚いた。少年もアズミを見て驚いている。

ー君の一番大事な仕事は俺の代わりに覚えることだよー

ーほら、弛緩と切り替えを滑らかにー

ー耳から心臓なんてそんなわけないでしょー

ー君が僕の継子?ー
ーはい!白河

「……アズミ?」

少年に言われ、アズミにボロボロと涙が溢れ出す。

「師匠―――!!無一郎師匠だ――――――!!!」
「アズミ!!!」
「「「えぇ!?」」」
大泣きしながら抱きつくアズミを受け止める少年。彼はアズミの師匠だったのだ。

「師匠ごめんなさーい!技を喰らったあげく居なくなるなんて―――!!」
「むしろこっちがごめんだよ。アズミをおいて死んじゃうし」
「え」

無一郎曰く上弦の壱がとてつもなく強く、そのせいで死んでしまった。今この世界にいるのは15年前に輪廻転生したからだ。

「わ―――ん!!師匠可哀想に――――――!!!鬼舞辻倒す前に亡くなるなんて――――!!!」
「よしよし。でもこうしてまた会えたんだよ?それに炭治郎たちが必ず倒してくれいる。だから泣かないでほしいな」
「……はい」

無一郎に言われ、アズミはやっと落ち着く。落ち着いたところを見てゴンが話しかけた。

「アズミアズミ。この人がアズミの師匠なの?」
「うん。師匠の…」
「時透無一郎です。アズミと仲良くしてくれてありがとう」

無一郎はニッコリと笑顔で挨拶する。

「で、右からキルア、ビスケ、ゴンです」

アズミの紹介に無一郎は目を見開く。

「ジンの子供?」
「「「「え!?」」」」

なんとジンのことを知っていたのだ。

「え!ムイチロー、ジンのこと知ってんの!?」

まさか手掛かりになる人物が現れたのでゴンはビックリだ。

「小さい頃、念能力を持った強盗に襲われてね。記憶と引き換えに無理やり起こされたの」
「あ、天空闘技場の」
「200階の洗礼か」

無一郎は天空闘技場・200階の洗礼のように念能力を手に入れたようだ。

「で周りは念能力知らないからね。どうすればいいんだろうって思ったらジンが現れたの」

〇→←〇

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す