少女ハンターは霞の使い手 その参

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キルアは更に聞いてみる。

「覚えてるのはあるか?」
「名前と誕生日………たぶん女の子?」
「たぶん!?女!?」

名前と誕生日はわかるがまさか女子が出るとは思わなかった。

「顔は霞がかってよくわからない。でも女物着てたから女の子。」
「あ、なるほど」

たぶんの理由がわかった。

「俺のこと慕ってた。その時の僕、この服着てた。これを着てたらその子気づくんじゃないかって」
「じゃあなんでハンター試験受けたんだ?」

キルアの問いに少年はゴソゴソと袖の中を探る。

「これ」

差し出したのは雲のような柄の袋だ。キルアはそれを受け取り、中を見る。

「『必ずハンター試験を受けろ。合格したらこの指輪をつけてグリードアイランドというゲームをやれ』!?……指輪も本物らしいな」

入っていたのは少年に宛てた手紙とグリードアイランドに必要な指輪だった。少年も「だから受けに来た」と言う。

「ちょっと見てみろ」

キルアは電気を見せた。

「お前こんな感じの出来るか?」
「できる」

そう言って見せる少年。これならグリードアイランドに参加できるだろう。今回のハンター試験は確実にキルアと少年が合格だ。ハンターライセンスを受け取ったらアズミの元へ連れていこうと決めたキルアだった。

少年の正体。そして謎発生!?→←〇

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