ファインダー越しの世界 ページ6
カシャっと小気味良い音が、静かな昼下がりの公園に響いた。
本日は快晴。気温もそこまで高くなく、過ごしやすい日だ。
実は私、カメラが大好きなのだ。プロアマ関係なく、その人が創り出すファインダー越しの世界が昔から大好きだった。
最近になって、ようやく一眼レフを手にすることが出来てから、休日になるとカメラ片手によく散歩に繰り出していた。
「ふむ…お、いい感じなのでは？」
自画自賛ではあるが、それが楽しい。友人にもカメラが好きな子がいて、よく撮った写真を見せ合っていた。最近はお互い忙しくなってしまい、連絡もろくにとっていないが…
元気してるかなぁ… なんてぼーっと空を眺めていると、聞き覚えのある声がした。
「おやおやこれはこれは、篠崎さんではありませんか！」
「…こんにちは」
「あれ、2人こそ何故ここに？」
何故かAdamの2人がいた。今日は2人も休みのはず、どうかしたのかな。
「自分達は、Edenの打ち合わせの帰りであります！天気が大変よろしく、閣下が徒歩で帰りたいとおっしゃいましたので、自分もそうしたのであります！」
「そっか。でも、今日って休みだったはず…」
「急用でしたので仕方ないのであります！そして篠崎さんはここで何を？」
「なるほどね。あ、私はこれ。写真だよ写真」
そう言って、首から下げていた一眼を顔の近くまで持ち上げる。
茨くんは「写真でありますか！これまた珍しい！」と珍しく興味を示していた。凪砂さんも凪砂さんで、「…カメラ？」と首を傾げていた。今日も可愛いです閣下。
「…もしよかったら、撮った写真見せてもらえないかな？嫌だったらいいんだけど」
「自分も気なります」
「もちろんです。ここじゃあれだし、そこ座りません？」
適当に近くにあったベンチに3人で腰を下ろした。
それから首に掛かっていた一眼を下ろし、軽く操作を教えてから2人にカメラを渡した。2人は夢中になってフォルダ内の写真を眺めていた。
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蒼月°(プロフ) - エルさん» ありがとうございます！更新物凄く遅いですが、頑張ります！！！ (2021年7月2日 0時) (
レス) id: 100244ef32 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます (2021年6月29日 2時) (レス) id: 519c259dd3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月°(プロフ) - 水斗さん» はじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！仕事の関係もありまして、本当にたまにしか更新出来ませんが頑張らせていただきます！ (2021年5月2日 1時) (レス) id: 5479b67d21 (このIDを非表示/違反報告)
水斗 - このお話とっても好きです！これからも続けて下さい！応援してます！ (2021年4月30日 18時) (レス) id: 276e527073 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月°(プロフ) - kazu-mochiさん» ひえっ…こちらこそ更新遅くなってしまい申し訳ないです…ああああ嬉しいお言葉ありがとうございます…是非是非！！！！もう色々とありがとうございます… (2021年4月24日 23時) (レス) id: 5479b67d21 (このIDを非表示/違反報告)
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