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能力 4 ページ4

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「龍堂学院への編入という事ですが……Aさんの学力は申し分有りません。しかし能力の欄が未記入ですがこれはなにか理由でも?」

「あぁ、率直に言いたくない。それだけだ」


そう言いながら手元の資料に目を落とす彼女
その様子から私の能力は知らないと見た。流石に個人情報までは生徒会持ちではないようだ。


「しかし、それは困ります。この場の人だけでも良いので教えてくださいませんか?」

「能力がいくら使えなくても能力ありの事実とその学力があればそれなりの所へは入れる」

「えぇ、確かにそうですが……」

「人が嫌がってる事を無理強いするのは辞めてくれよ。それに能力を言わないと学校に入れない……なんて規定はないよね」


そう言えば彼女は僅かに息を吐いて、分かりました。と頷いた


「それではこの学院の説明に入ります。及川さん」

「……はい」


白裏さんは左側に立っていたイケメン……元い及川さんにひと声かけた。そしてそのイケメンさんは私にこの学園のパンフレットらしき物を差し出した


「どうも」


そうお礼を述べ、ペラペラとページをめくる


ふーん。


「我が校は全国にも名の通った名門校です。G1からG3までの学問を中心にG4の学習も先取りして行っています。そのため先程も言いましたが魔物退治などの仕事も社会教育の一環として請け負っています」

「へ〜」


白裏さんの言葉を適当に聞き流しつつパンフレットの写真を適当に眺める。
私はキリのいいところで質問を投げかけた



「ねぇ、この特別強化クラスってどうゆう事?」


そう言ってパンフレットの隅の隅に書かれた記事を指さした。書き方こそ丁寧だが内容はなんとも胸糞が悪い。
なーんか裏の匂いがプンプンすっぞ!!


「あぁ、Aさんには関係の無いことですので知らなくて大丈夫ですよ?」


そう言ってニコリと張り付いたような笑顔を見せる彼女。えぇなになに〜?そんな事言われたら益々気になるじゃないのぉ〜


「いや、私もこの学院生徒になる訳だし知っておいて損は無い。…………勿論教えてくれますよね?」


すると彼女はピクリと眉を動かし、仕方なさそうに話し出した





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能力 5→←能力 3



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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い、一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;・∀・) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです!!パロ系の話大好きなので頑張ってください!! (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘納豆 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年12月2日 21時

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