11 店員さんの考え事(作者の作品の“アレ”知ってる人は驚く…はず?) ページ11
私はこの世界のモブ的存在である人物だ。
私は、ある有名チェーン店の一つであるカラオケでアルバイトをやっている。私はまだ18歳だし。
そういえば、さっき受付に来た11人のお客様達。
ある男の子がふざけて走り回っているのを、制止しようとした女の子が、男の子がその子に覆い被さるように転んだことにより、押し倒される形になったのだ。
それを見た瞬間、「いける」、そう思った。
しかも、その光景を見たモコモコした女の子が「hshs」と言っていたのを見て、私はその子と気が合いそうだとも思った。
うん。これはいける。ショタ×ロリ。王道のようでそうでない組み合わせ。
女の子の方は完璧ロリ。男の子は猫系のマイペース。なんて美味しいんだろうか。それに、あの男の子は、将来ドSのヤンデレが約束されていた顔だった。
うん。美味しい。でも、どちらかと言えば、もう一人のショタ×あの男の子が良かった。さらに言えば、あの巨乳の女の子×あの子が良かった。
…さて、ここまでの私の心情を聞き、私がどんな人か分かった方々もいるだろう。
そう、私は…
腐女子だ。
「…居た居た。さっき、笑ってただろ、義桜」
後ろから誰かに声をかけられる。
後ろを見なくとも分かる。私と同年代であり、同じ高校の男。
「あ、竜。お疲れ〜」
「あ、じゃないし。お前、やっぱり腐女子なんだな。ショタ×ショタとか」
「心の中、読めんの!?」
「声に出してた。やっぱ、お前変わんないな」
そう。そうなのだ。私は時々考えていることが口から出てしまうのだ。本人が気づかぬうちに。
嗚呼、大丈夫だったろうか。
あのショタ達に聞こえてなかっただろうか。
あの押し倒し事件(と呼ぶことにする)の時、「もっとヤれ」と思っていた。あれ、口から出ていなかっただろうか。
「ふん。別にいいのよ。私、正直者だし」
「何処がだよ。先輩に、私は男の子と女の子の恋の話が好きなんです〜キャハッ…とか言ってたやつが」
「げっ。声真似しないでよ」
微妙に似ててムカつく。
「うっせぇ。ほら、新しい車が止まった。せいぜい、考えてることが口から出ないようにな」
「はぁーい。分かってますよ〜」
竜が店内の奥に戻る。きっと、注文の品を作るんだろう。
私はピッと背筋を伸ばし、営業スマイルを作る。
「でね、あの歌、歌うんだけど…」
「あー、あの歌ね」
私の名前は義桜鈴鹿。
この世界のモブ的存分の人物だ。
「いらっしゃいませ、お客様!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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シノ - めちゃ可愛いよぉぉ~!孤児院組!特にキド!!更新頑張って下さい!!応援してます!! (2017年6月4日 0時) (レス) id: 4d5c521a19 (このIDを非表示/違反報告)
*sumire *\(^o^)/オワタ - 可愛いぃhshshshs //// (2014年12月24日 22時) (レス) id: 5bbeeadfb6 (このIDを非表示/違反報告)
おあお - やばい、孤児院組とかの幼児化可愛い (2014年12月2日 14時) (レス) id: 3ac3eae1c8 (このIDを非表示/違反報告)
練星 - キドキド♪さん» 分かりますよ!受験勉強頑張れ! (2014年11月24日 20時) (レス) id: 3e96d88628 (このIDを非表示/違反報告)
キドキド♪ - 私のこと分かりますか?別の作品でたくさんお話した者ですが…… 練星さん、応援してます! (2014年11月23日 21時) (レス) id: 11538c425f (このIDを非表示/違反報告)
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