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ツンデレ12 ページ12

「お待たせしました」

雑談をしていたら運ばれて来た。

私と森さんが年の差のある夫婦に見えたのだろうか。

粋にハートのストローの飲み物がサービスされた。

「……此は困ったねぇ」

「エリスちゃん、一緒に飲む?」

「うん!」

見事な無視に森さんが悲し気に目を伏せた。

済みません。

「私も炭酸?飲んでみたい…」

「あ、じゃあ飲みます?」

私の方のストローを差し出すと、嬉しそうにエリスちゃんと飲んでいた。

エリスちゃんは心底厭そうな顔をしていたけど。

「………あれ」

ふと。

此は所謂間接接吻では無いだろうか。

自覚すると共に恥ずかしくなり、私はその後飲み物に手を付けなかった。

森さんが申し訳無さそうに謝罪を述べる。

「あ、いえ、大丈夫ですよ。森さんこそ私の後なんて失礼を…」

「其は良いのだけれどね…君は未だ恋人も居なかったろう?こんな中年のおじさんと夕飯なんてねぇ…」

「ああもう食べましょう!冷めますし!」

話を逸らし、食べ始める。

エリスちゃんと約束通り半分こし、デザァトも分け合った。

美味しかった。

「御馳走様でした」

「お安い御用だよ。次はもう少し高い所にも行こうか」

「そんな、悪いですよ」

「私が行きたいのだよ。エリスちゃんも行きたいお店あったもんね?」

帰り道、エリスちゃんと手を繋ぎ三人で歩く。

尚、森さんは手を繋げていない模様。

「私は今度は西洋菓子が沢山食べたいわ!」

「ならバイキングにでも行こうか。付き合って貰えるかい?」

「私で良いなら喜んで」

其から、少し話して家に辿り着いた。

…若しかして、送って頂いたんだろうか。

「有難う御座いました。お休みなさい」

「嗚呼、お休み」

手を振り別れ、お風呂等済ませ寝る事にした。

明日はどんな事を云われるのだろう。

憂鬱な気分は閉じ込め、私は目を閉じた。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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かりんとう(プロフ) - あ、あ、あんこおおおおおおおお!!!読んでる途中だけどコメントするわ。ツンデレ26の中也が可愛すぎてニヤニヤとまらんのだが助けて!!?!?((しらん (2019年12月18日 19時) (レス) id: b09f89d760 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - id=es(旧カシ魔女)さん» わわわっ!嬉しい!!!是非是非呼んでー!!! (2017年4月28日 22時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
id=es(旧カシ魔女) - ありがとう…!あんこって、呼んでもいいかな? (2017年4月28日 20時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - id=es(旧カシ魔女)さん» イドさんですね!了解しました!ではお言葉に甘えてこれからはタメで話させて貰いますね!私もタメ大歓迎なので是非お気軽に呼んでやって下さい!! (2017年4月28日 0時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
id=es(旧カシ魔女) - あんこさん» 本当ですか!嬉しい…!!文ストを語れるお友達が…ついに…!!!!私のことは気軽にタメ口でどうぞ!あ、ハンドルネームは『イド=エス』と読みます。イドとお呼びください! (2017年4月27日 21時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年4月8日 22時

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