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「千夏!このままじゃもう実渕先輩にバレちゃうよ!」
「そうだね、このままだったら実渕先輩にバレるね。やっばり……あ」
千夏が何かいいかけた時、千夏が後ろって言われて後ろを向いたらコタ先輩がいた。
いつもの雰囲気と少し違うように感じた。
と、いうよりも今の話聞いてたのかな?聞いていたらどうしよう……
「こ、コタ先輩。偶然ですね!珍しい屋上にいるの」
「ねぇ、Aちゃんに聞きたいことがあるんだけど」
やっぱりいつものコタ先輩じゃない。絶対に聞かれてる。
「あ、あのコタせんp…「Aちゃん。今日の朝何してた?」
「え…?」
……まさか…コタ先輩、見てた?
「たまたま、見てしまったんだ。Aちゃんがレオ姉の下駄箱に何かしてる所。そのあとAちゃんがどっか行った後俺も気になってレオ姉の下駄箱開けてみらたら…’"これ"があったんだ。これAちゃんの仕業なの?」
コタ先輩に差し出された一枚の紙
『トイレは女子便つかってんの?』
私が取り残してしまった一枚の紙。
今まで内容は見てこなかった。見るのが怖かった。
改めて見るとやっぱりひどい…
他にももっと酷いこと書いてあるって考えただけでぞっとする、
それに……コタ先輩は私がしていると勘違いしている。
でも、あの時間に実渕先輩の下駄箱にいて、私がやっているって思うのは当たり前だと思う。
「Aちゃんは本当にレオ姉の事好きなの?本当に好きならこんな事しない。俺Aちゃんの事…「そいつじゃねぇーよ」
え?今何処から?何処から声がした?
「そいつじゃねーよ。葉山」
「黛さん!!」
黛さん?っていう人は何処から現れたのか分からないけど、すでに何かの小説を持って私の後ろにいた。
何処からきたの?!千夏気づいていたのか顔で確認してみると
千夏は首を横に振っていた。千夏も分からなかったんだ。
と、いうよりも話聞いてたって事だよね。
それにコタ先輩が知ってるって事は知り合いって事だよね。
「黛さん!それってどう言う事っすか!?」
「さっき話てたのたまたま聞こえたんだよ。こいつは、その紙を書いて実渕の下駄箱に入れていたわけじゃなくて、隠蔽しようとしてたんだよ。実渕に知られないようにその紙をゴミ箱に捨てていたんだ。これで誤解はとけたよな?」
「お、俺、Aちゃんに悪い事……」
「コタ先輩。大丈夫ですよ。コタ先輩は何も悪くないです。」
コタ先輩は何も悪くない。悪いのは私だ。
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あん(プロフ) - うたプリ大好き?さん» すいません!なかなか更新出来ずに申し訳ないです。完結は必ずします!! (2021年6月5日 21時) (レス) id: c8edf82a1a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年6月5日 19時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます!!!なかなか更新出来ずにいてごめんなさい!自分のペースで少しずつですが更新出来たらいいなって思ってるんで、また楽しみに待ってください!私も頑張ります!! (2021年4月27日 0時) (レス) id: 6857ec3cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - お忙しい中更新していただいたこと凄く嬉しいです!これからも自分のペースで頑張ってください!応援しています! (2021年4月26日 16時) (レス) id: d6ecc7e628 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (2020年9月7日 15時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんさん | 作成日時:2018年9月27日 23時