男心芽生えました。【実渕玲央】

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実渕side

今日から横山さんのお友達の若原千夏さんがマネージャーに新しく派遣されたの。

樋口さんが不在だったけど難なくとマネージャーの仕事をこなしてくれたわ。

でも１つ問題が…

あの子の作るスポドリはこの世と思えない飲み物だったわ…

考え流だけで…うっ…ごめんなさいね

あの子の作ったスポドリを部員全員が飲んだ途端に、急に青ざめてだいたいの人は吐いていたわ。

もちろん征ちゃんもね。吐きはしなかったけどね。

え？私？……想像にまかせるわ。


「レオ姉…俺もう無理…あの子がこれからずっとスポドリを作るって考えたら…」

青ざめていた色がどんどん青くなっていって私の前で吐いた。

………


「私の目の前で吐かないでよ！」

「わ、悪い、悪い…と、というか、千夏ちゃんってAちやまんの友達だろう？それに赤司が千夏ちゃんを誘ったんだ！赤司ならなんとかできんるんじゃないか？」


征ちゃん？まぁ、確かに主将だし何とか出来るかもしれない。

征ちゃんは何かに気付き体育館の入り口まで歩いていった。

誰かと話してる？


「あ、あれ赤司と話てるのAちゃんじゃない？」


体育館入口の隅に居た横山さん。あれやから余り会っていない。

それにしても、あの2人あんなに喋る仲だったかしら？

……喋る仲というよりかは…征ちゃん殺意剥き出しじゃないかしら？


「ねぇ、レオ姉、Aちゃん震えてないか？」


あら、本当だわ。征ちゃんの殺意は私でも震える。でも、私には関係ないわよ

横山さんなんて知らないわよ。

…って、思いたいのに。思えない。


「俺ちょっと行ってくるわ！！」

「あ、ちょ！待ちなさいよ！」


どうでもいいのに、どうして追いかけるのよ。私！

自分の気持ちが分からない。

私は横山さんの事を……

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