60. ページ13
.
Aの心配とは裏腹に、染岡はもう一発"ドラゴンクラッシュ"を決め、雷門の2点リードとなった。しかし、皆が豪炎寺を見てから消去法のように染岡にパスを出していることに気づき、嫌な予感に苛まれる。
浮かれきった雷門イレブンの中で、豪炎寺だけは未だ油断なく相手を見ていた。Aと同じように、このまま万事上手く行くわけがないという、半ば確信に近い思いからだ。
そして、その嫌な予感は早々に当たってしまう。
「まさか豪炎寺くん以外にあんなストライカーがいたとは予想外でしたよ、雷門中の皆さん。……いつまでも雑魚が調子に乗ってんじゃないぞ!」
尾刈斗中の監督・地木流の人相が変わった。あんなのが監督でいいのかと、ただでさえ雷門イレブンへの舐めた態度等に違和感を抱いていた地木流への好感度はマイナスに振り切れる。
「てめーら! あいつらに地獄を見せてやれ!」
地木流の声を皮切りに、尾刈斗中の反撃が始まった。何やら呪文のようなものを呟いているのが微かに聞こえる。これが"呪い"かと、直感的に気づいた。
「まずいかも……」
「え?」
Aの言葉にマネージャーと目金は首を傾げるが、直ぐにその理由がフィールドに現れる。風丸がマックスと少林に指示を出したが、彼らがその通りに動けなかったのだ。さらに、地木流の呪文と幽谷の合図により、必殺タクティクス"ゴーストロック"が発動する。これにより、雷門イレブンはその場に縫い止められたように足が動かなくなってしまった。
円堂も例外ではなく、幽谷のシュートに反応出来ず雷門は初失点してしまう。
ここからが地木流の言う地獄の始まりであった。
.
私事ですが、前期期末試験期間のため、8月10日あたりまで1日3話更新→1日2話更新とさせていただきます。
109人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おひめ(プロフ) - マナさん» こんばんは。ご質問どうぞ( ⑅ᴗ͈ ᴗ͈)♡ (2022年8月5日 20時) (レス) id: 955601ba91 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 質問よろしいですか!? (2022年8月5日 18時) (レス) @page21 id: 0955411d0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おひめ | 作成日時:2022年7月28日 19時