【あんさんぶるスターズ】五奇人の"六人目"です

十話目 ページ13

今日、転校生が来たらしい。

有栖川 あんずちゃんって言うらしい。

女子…………だって。2年A組に入ったらしい。

挨拶、行こうかな？…………釘刺さないと。

夏目「…………あ！Aにいさン！」

「………？夏目。どうした？転校生の事なら知ってるぞ？」

俺がそれを伝えると、夏目は肩を落とした。

「あー、ごめんごめん。で？夏目はサボり？サボりなら一緒に行こうぜ」

夏目「うん！」

嬉しそうに、腕を絡められる。

学院内だぞ夏目ぇ………

夏目「にいさン、放課後空いてる？」

「空いてるよ。クレープ行く？」

夏目「行きたイ！」

「決まり〜。で、今から軽音楽部の部室行こうか。」

と、歩き出そうとした矢先。

椚「狂屋、お前は出席日数からなにから足りてないんだから、逃がしはしないぞ。留年するか？」

笑顔のくぬぎんてんてぇ……に捕まった。

椚「逆先、お前もだ。授業に行け」

「………っ、仕方がない。なつめ！お前だけ逃げろ！此処は俺で食い止める！」

夏目「に、にいさン！わかった。生きて帰ってきてネ！」

夏目にインプロを仕掛け、逃がす。

「………くぬぎんてんてぇ、俺、お腹痛いか……


椚「…行くぞ」


嫌だぁぁぁぁ!!!」

俺はズルズルと引き摺られ、教室に強制送還された。

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