ep.13 ページ14
目が覚めると、ふわふわの感覚と赤い天井が見えた。
え、ここどこ…っていうか、めちゃくちゃ高そうなベッドに寝てるんだけど………
ダメだ、窓もないからどこかも分からない。
えらく高そうな部屋とベッドだけど、私は何かしたかな。
最後にあったのは…確か…………
「あぁ、こはくさんだ」
「辛気臭そうな顔してんなァ？」
「………貴方ですか？私のこと連れてきたの」
「な訳あるかよ。こはくちゃんから連れてこられたのおねえさん今覚えてたっしょ？」
「…でも、こはくさんはこんな役目嫌だって言ってました」
「それはいつだァ？」
「私が意識途絶える直前です。残念ながら薬 物には慣れてるので、しぶといんですわたし。」
「きゃはは☆マジでしぶとかったらしいなァ！まァ、それはこはくちゃんのミスっしょ。おねえさんの意識がまだあったなんてこはくちゃんは思ってなかっただろうし？」
「じゃあ、貴方は…」
燐「燐音。俺っちは天城燐音。覚える必要があるかは知らねェが、一応教えとくっしょ。」
「…燐音さんも、こういうこと進んでしてるようには見えないですけど。」
燐「初対面のおねえさんに何がわかるっつーんだァ？そういう話をしに来たんじゃねェよ。」
「じゃあ、何が目的で私今ここにいるのか教えてください」
燐「よしよしそれでいいんだよ。素直な子は嫌いじゃないぜェ？結婚しよう！」
「いや、そういうのいいですから、早く要件を」
さすがの私もこの状況になればイケメンに反応する隙もない。燐音さんみたいな顔、すごく好きなのに。
こういう状況じゃなきゃ…………いや、ほんとに顔いいな
結婚流したのしくったかもしれない。
燐「だよなァ？言ってみただけ。おっと、話が逸れたなぁ？ここに連れてこられた意味だろ？俺っちもイマイチわかってねェんだわ」
「今までの時間意味ありましたか！？」
燐「きゃはは☆おねえさんが暇してるかなァと思って様子見しに来ただけっしょ！事実、今割と落ち着いてるっしょおねえさん」
「元からこう言う性格なんで、パニくるとかないです……」
燐「だよなァ俺っちにもそう見える！こうやって話さねェとわかんないこともあるっしょ。俺っち的には収穫ありだしなァ」
「私的にはなんも収穫なしですよ」
燐「今日は、パカーンがいないからな。明日だと思うぜ動きがあるなら。」
「…………なるほど。」
燐「…ここまで来たら、引き返せねぇよな。」
そう言った燐音さんは酷く心配している顔に見えた。
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作者名：aka______s | 作成日時：2022年3月21日 18時
