屋上の人 ページ15
楓奏目線
今日はスバルくんが個人の仕事でいないらしい。だから僕はいつも通り屋上に行った。
いいお天気に感化されたのか、歌いたくなってきて、屋上でスバルくんみたいに歌ってみる。
最近はスバルくんに感化されたからか、アイドル活動が楽しいと思えるようになっていた。
歌い終わっていつもスバルくんがするようにお辞儀をすると、後ろからパチパチと拍手の音が聞こえた。
楓奏「ふぇ?」
音のするほうを見ると、そこには上級生の先輩がいた。
楓奏「ひゃあああ!ごっ、ごめんなさぁーい。」
僕が走って逃げようとするとその先輩は僕をとめた。
薫「女の子がこんなとこで何してんの?俺とデート行かない?」
僕はこの時も、いじめられた経験から極度の人見知りで、泣いてしまった。
楓奏「スバルくん...グス...助けて...。」
薫「えっ?ごっ、ごめんね?大丈夫?」
先輩は優しく背中をさすってくれた。
落ち着いた頃、僕が自己紹介すると、相手は驚いたようだったが、
「男はゲロゲローだけど、君はいいよ。可愛いしね。」
と言ってくれた。
その先輩も屋上によく来るらしくとても仲良くなった。
薫「楓奏くん、せっかく歌上手いのにアイドルになりたい訳じゃないんだね。」
楓奏「はい...。いじめられないようにしたいと思って選んだので...。ごめんなさい。」
薫「なんで謝るの?俺もアイドルを真面目にやろうと思ってないし、真面目にやるだけ無駄だしね。」
楓奏「薫先輩もなんですね。でも、薫先輩カッコイイのに。」
薫「ん゛ん゛ん゛。ありがとう。...所で、今日何も用事ない?よかったら俺とパンケーキ食べに行かない?」
(人1)「わぁ、甘い物大好きなんです。是非是非、行きましょう。」
薫「目をキラキラさせちゃって可愛いなぁ。もう女の子で通ると思うよ。」
(人1)「そうですか?」
薫「うん。...あっ、そうだ。もしここでもいじめられるようだったら俺に相談してね。助けてあげるよ。」
楓奏「わぁ!ありがとうございます。」
僕はとても優しい人と仲良くなったみたいだ。
...to be continued
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作者名:柊海翔 | 作成日時:2019年12月2日 23時