第９５衝突 ページ14
『あの日、お父さんが私を迎えに来てくれた日
私お父さんのこと分かんなかった
だって生まれてすぐに離れ離れになっちゃったんだもん
だからあの日逃げてしまった。
あの走ってきた人がお父さんだって知ったの高校入った時だよ
ずっとごめんねって思ってた。
もし私がお父さんのこと知ってればこんなことにならなかったのにって思ってた。
お母さんがいなくて、お父さんもいなくて…
2人の死は私がいなければなかったことだったじゃん
だから私はずっと死にたかった
それが2人へのせめてもの償いだと考えてたから
だけどそれは違うって教えてくれた人がいるの
その人祈織って言ってね、その人も大切な人を亡くしたの。
その時に言ってたの
【亡くなった人への償いは一生忘れないこと】
だってね。
誰も恨んでない、ましてや大切なこともを守れたんだから喜んでると思うよって教えてくれたの。
私、あの日お父さんが身を呈して助けてくれたから今の私がいるんだよ
今、私幸せだよ
お父さんは許してくれないかもしれない…
だけど、やっと初めて本当に"家族って呼べる家族"を見つけたの。
親友って呼べる大切な人ができたの。
こんな親不孝な娘でごめん…』
そう最後につぶやくと堪えていた涙が溢れてくる
１滴、また１滴と涙が灰色に落ちてく
するとその灰色は
「ﾔﾒﾛｫｫ ｿﾚﾀﾞｹﾊﾀﾞﾒﾀﾞｧｧｱ ﾊﾅﾚﾛﾔﾒﾛｼﾆﾀｸﾈｪｪｪ ﾔﾒﾛｲﾏｽｸﾞﾆｨｨｨ ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"」
狂ったように叫び、もがき終いには消えていった。
『お父さん!!!!』
消えた中からお父さんが出てくることを予想していた私。
だけど"何も"いなかった。
人がいた形跡さえない
ただ
《A》
私を呼ぶ声だけが聞こえた
『お父さん!!!!無事なの！？』
必死に辺りを見回すけどそれらしき影もない
まるでお母さんと一緒……
《Aありがとう、そしてすまなかった。
あの日からずっと危ない目に遭わせて…
さっきの灰色のやつはそっちの世界で言う悪魔だよ。
俺が死ぬ前からずっと気に病んでいたんだAのことを
海外に行く時置いて行ってよかったのか、迎えに行ってよかったのかって……
そんな俺の弱みに漬け込んで乗っ取っていたんだ。
だから今までのことはあいつが……ほんとにすまなかった…》
そう、だったんだ……
お父さんじゃなかったんだ……
ずっと私を考えてくれてた
恨んでたわけじゃなかったんだ……
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年11月3日 13時) (
レス) @page21 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
水無月のぞみ - 更新待ってるので頑張って下さい！オチは祈織しかいない気がする。 (2021年8月14日 17時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています！ (2020年3月18日 3時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
永遠~ﾄﾜ~(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます！更新は続けたいと思ってはいるのですがどうしてもこのあとの展開が考えられなくて(汗)長くても今月中に1話は更新したいのでできる限り頑張ります！これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2019年10月23日 14時) (レス) id: a97a9b255c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2019年10月15日 7時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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