澄んだお前の瞳

《妖が十匹》 ページ12

ぬら「(ガラッ)おう、リクオ友達かい。」




他の妖より比べ物にならない妖気
大将…か


妖は歳をとらないはずなんだが


萌黄「なんで歳を…。」


鯉伴「どうかしたかい？」


萌黄「っ！いえ、なんでも！！」


コイツ…隙あらば聞こうとするな
私は結構いってしまうからな
気を付けないと…


リクオ「さっ！妖怪探しはこれくらいにして
部屋に戻ろう！」


ゆら「(じー…)」


邪悪な気が強い…
陰陽師も気づいてるか


鼠「シャーッ！！」


カナ「きゃー！！」


鯉伴「！」



陰陽師が退治し、カナたちと帰る



！あれは……


萌黄「なんで………。」



こんなところに


"御神木"が…



萌黄「あの…鯉伴さん
あれはいつからあるんですか……？」



鯉伴「あれかい？あれは
お袋は桜が好きで、親父が植えたんだ。
いつからは…知らねぇな。」



萌黄「そ、ですか…ありがとうございます。」



鯉伴「…なぁ、ここに住まねぇか？」


萌黄「いいですよ…って、は？」


鯉伴「(ニヤ)決まりだな。」


しまった！


リクオ「ちょっと父さん！？
何いってんの！？」


鯉伴「親父もいいだろ？」



ぬら「構わねぇよ。」


萌黄「…今日は、家に戻ります。」


カナ「な、何話してたの？」


萌黄「別に！」

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