赤司家と白井家:3 ページ7
双子は四つになるまで、殆ど顔を合わせることなくそれぞれの環境で、生活を送っていた
両親が家に帰ってくれば、稀に夕食などを一緒にとることなどはできたが、同じ部屋で寝ることは滅多になかった
そして、哀しいことに生まれてきた頃からこの生活を強いられてきた子供たちは
自分たちを取り巻くこの世界が異常だとは少しも思っていなかった
____だが、その生活も突然終わりを迎えることになる
赤司とAが久しぶりに数日間兄妹水入らずで白井家に滞在しており、庭で遊んでいた時のことだ。
もうすぐ、家庭教師が来るから屋敷に戻るように赤司の執事が赤司を連れていこうとした時、
突然赤司と、Aがほぼ同時に苦しみ出した
「せいっ、、、く、せっ、はっ、、、ぅ」
「はっ、はあ、、、!Aっ、、、あっ」
「征十郎様!?A様!?」
幼いふたりは、苦しげにその場に蹲り、荒い呼吸を繰り返しながら意識を失った
二人はすぐに病院に搬送されたが、病室のベットで仲良く寝かせつけられている頃には
二人とも、先程までの苦しげな呼吸はどうしたのかと思うほどけろりとしていた。
そして診断の結果、異常は見られずその日は何事もなく帰宅した。
.
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しかし、別々の屋敷へ戻る際に
二人はまた先程と同じような発作に襲われることになったのだった。
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明里香(プロフ) - 誤字がありました。「呪われているの体質」ではなく、「呪われている体質」です。 (2018年9月21日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
*杏花*(プロフ) - すごく寂しいです。お元気ならいいのですが...またいつか、このような素敵なお話を書いてくださる日を楽しみにしています。本当に素敵な作品をありがとうございます。私の出会った作品の中で、きっと不動の1位なんです、これ! (2018年8月6日 0時) (レス) id: fa9f0c3f67 (このIDを非表示/違反報告)
*杏花*(プロフ) - このお話が書かれていた当初も読ませていただいてましたが、最近になって追記があり、またもう一度読みたいな!という気持ちになりました。...何度読んでも本当に虜になるようなお話だと思います。これを読んでいる時は物語自体に魅了されているような気持ちです...! (2018年8月6日 0時) (レス) id: fa9f0c3f67 (このIDを非表示/違反報告)
キセキ(プロフ) - 舞蝶月姫さん» ありがとうございます!ただ、自分の欲望のままに書いたものだったので、、、。単行本なんて夢のまた夢の話ですね。ありがとうございます (2017年10月22日 15時) (レス) id: e42de48abf (このIDを非表示/違反報告)
キセキ(プロフ) - らららさん» ありがとうございます!3回!?3回ですか、、、!驚きです。続きは今書いている物が落ち着いたらにしようかと思います!それまで、暫しお待ちを! (2017年10月22日 15時) (レス) id: e42de48abf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キセキ | 作成日時:2017年9月18日 18時