第６２話 ページ14
「こいつ･･･ちょっと狂暴なんだ･･･困ったぜ･･･」
ジョーはすっとサラの後ろに隠れた
「フン･･･どいつもこいつもビビリが･･･」
狂暴なやつなのか？
危険なヤツを連れてきてしまったのなら俺が責任を取るべきか
俺は男に話しかけた
「ん･･･？お前は･･･」
男は俺の顔を見た
「ひ･･･」
引きつったような悲鳴が男の口から漏れた
「いやあああああーー！！」
男は俺を見てヒステリックな声を上げた
「なんでこいつが自由に歩いてんのよ！早くッ、誰かとっ捕まえなさいよ！」
「な、なんだよ！？」
「な･･･なんじゃあ急に！」
「知ってるのよ！アタシ！こいつやばいヤツなのよ！」
男は口調も迷子になっている
「お･･･落ち着いてよ。順を追って話さない？」
「･･･まずは、その妙な口調をやめねーか？」
ソウとレコは何とかして男を落ち着かせようとした
「フン･･･オレとしたことが、取り乱したようだな」
天と地の差があるような態度の変わりようだ
こっちが疲れてくる
「ふざけてんのけ？コイツ･･･」
「なぁ、オレ達にはあんたに構っている時間が無いんだ。けど･･･少しだけ取り調べの時間を設けてやるよ。縄をほどくかその後で決める」
ケイジも負けじと圧を込めて男に話しかける
流石現役警察官といったところか
「フン･･･！優位に立とうとするな･･･！金髪野郎」
「おー怖い。取り調べは頼んだよ、ジンくん」
「おう･･･ん？俺がやるのか！？」
「おまわりさん、ブルっちゃってねー」
「肝心なところでチキるなよ！」
しょうがなく、俺が取り調べをすることになった
シマシマの男は俺を品定めするような目で見ている
「言っておくが、オレとお前は対等だ。大人しく言うことを聞くと思うなよ」
男は俺を威嚇するかのように高圧的な態度は変えない
ならこっちも強気で行かないと、押し負けてしまう
「会話したくねぇなら･･･縄をほどく義理もないね」
俺は男の目の前で腕を組み、見降ろした
すると、突然男は態度を変えてきた
「ま･･･待て！本当に食い込んでるんだ･･･！縄が･･･！」
「なら、話してもらうぜ」
「分かった･･･少しだけなら話してやる」
少しは話す気になったようだ
「まず、アンタの名前は？」
まずは名を聞いた
が、男は俺を見て笑うだけだ
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蓮花(プロフ) - りんかさん» ありがとうございます！ちょうど今時間があるので、ガンガン更新しております！ (2018年3月15日 22時) (
レス) id: d09b3b9af5 (このIDを非表示/違反報告)
りんか(プロフ) - はじめまして！いつも見てます！更新多くて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！ (2018年3月15日 22時) (レス) id: 5c6a2a921b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月15日 11時
