第２５話 ページ27
「少しの時間ですけど･･･一緒に探索していて、ジンさんは信頼できる人だと思うんです」
「なるほど、どうですかジンさん。自信の方は？」
「やれと言われればやるけど」
「え？」
ジョーは意外な反応に驚いたのかぽかんとした表情で俺を見る
「意外と自信家なんだねー。ジンくん」
「･･･無理だ。賛成できねぇ」
Qタロウは俺を見て首を振った
「･･･信用してねぇワケじゃねぇが･･･悪く思うな」
「･･･多数決」
カイが小さな声でつぶやいた
「おそらく･･･一番の解決策はそれです」
誰がチャレンジャーになるか。多くの人物から票を獲得したものがチャレンジャーとなる
「命がかかってるのにじゃんけんで決められないよな。決めたいならそれでもいいけど？」
「ここは･･･話し合ってから･･･多数決で決めませんか？」
「それしかない･･･かもねー」
「ああ･･･！」
「･･･分かった。そうしようぜ」
「んじゃあ、チャレンジャーってヤツを決める話し合いをするぞ」
「おうよ！」
「意見が分かれた際は最終的に多数決を行いましょう」
サラは俺を指名した。彼女は俺を信頼していると言った。なら、それをこいつらに叩きつけてやるだけだ
「最も信頼できるヤツにチャレンジャーをやってもらおうがや」
「そりゃ当然」
「異論はねぇな？そんじば、話し合おうぜよ」
「さっきからやけに反論してくるQタロウは成功する自信があるわけ？」
誰をチャレンジャーにすると言っても頑なに首を縦に振らなかったQタロウに聞いてみた
「オレは銃器の扱いに経験がある。チャレンジャーはオレに任せてくれ」
なるほど、あの自信はそこから出てくるのか
「それ本当ッスか？」
ジョーは疑わしいのか尋ねた
「ウソは嫌いじゃけぇ。USA行った時にドッバドバ撃ち込んで慣れたんじゃ」
「訓練はしたってことね･･･」
ケイジはQタロウに反論した
「おまわりさんも正直に話そう。Qタロウ、キミに経験があったとしても信頼はできない」
「･･･そうかよ」
「悪いね」
二人の間にピリピリとした空気が流れる
「空気が張り詰めてしまいましたね」
「カイはどう思う？」
俺はカイに意見を尋ねた
「う〜ん･･･私は決めかねております。ジンさんに責任を負わせることは心苦しいですね。結果として、彼を指名したサラさんも責任を負うことになりますからね」
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
