利害一致の臨時マネ 2【青葉城西】

58.屍 ページ10

Aside


A「ただいま〜ぁ…ってあれ？」

及川「あっ、Aちゃんおかえり！」


及川の前にうつ伏せに転がってる2つの屍…


A「…なんで松川と花巻は死んでるわけ？」

及川「いや…それがさぁ…」


バツが悪そうな顔をする及川…

何があったんだよ…


花巻「…A」

A「なに？」


顔を伏せたまま、私に話しかける花巻…

てか、生きてたんだねw

まぁ、松川に関しては動きすらしないけどw


花巻「紙とペン頂戴…」

A「…は？」

花巻「…ダイイングメッセージ書く…けど、俺、血出したくないから…」


何故か涙声の花巻…

殺人現場でよく見るアレを真似したいんだね…

一体誰に殺されたというのか…


A「てか、バカでしょw喋れるなら喋れよwダイイングメッセージとしてその言葉受け取ってやるからw」

花巻「あっ、そっか」


今気づいたのか、慌てたように顔だけ起き上がらせて目を見開く花巻…

これだからバカはww

この前の小テスト、平均70点だったのにチラッと見えた、花巻の点数は40点っていう悲惨なことになってたの思い出したわww

死の間際に犯人の名前を言うのもダイイングメッセージだってーのw


松川「…木兎と及川」

及川「ちょっ！！」

A「えっ…あー…2人をこんなんにしたのは木兎と及川ってこと？」


顔を伏せたまま激しく頷く松川…

摩擦とかで、鼻痛くないのかな…

松川、鼻高いのに…


…物理的にって話だよ？

…もちろん、褒めてるからね？


松川「…アイツのスパイク練に付き合わされた」

花巻「…俺、横で見てたら巻き添え喰らった…」


2人は木兎の際限ないスパイク練にブロック飛ばされ続けたんだと…

可哀想ww

梟谷は、木兎の事知っててかは知らないが誰一人同じ練習場所でいなかったらしい…


…これは

…知ってたなw


A「…及川は？」

花巻・松川「「逃げた」」

A「…あー」


最低じゃねーかww

普段、女子の追っかけには丁寧に対応してるくせに、むさ苦しい男になると逃げるんだw

なにか及川が必死に弁解してるけど、面倒臭いから聞いてやんないw

ムクっと起きた花巻、松川に絡まれる及川w


あ〜ぁ〜…

あんなにもみくちゃにされちゃって…

イケメンの顔が台無しだよw

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