利害一致の臨時マネ 2【青葉城西】

59.特権 ページ11

Aside



とりあえず、2人にドリンクを渡して、脱ぎ捨てられたジャージを畳もう…


国見「…先輩、音駒の人と何話してたんですか？」


そっと横に座る国見くんと国見くんの前に立つ金田一くん…

ほんと2人って仲良しだよねぇ…


A「えっ…世間話だけど？」


…特にこれといって話はしてないしなぁ…


国見「…頭撫でられてたじゃないですか」

金田一「ちょっ！国見！！」

A「いやいやw怖いんだけどw」


睨んだような目で見てくる国見くん…

怖いw


国見「…じゃあ、俺も撫でていいですか？」


怒ったような国見くんの声…


A「ヤだよw…なんで年下に撫でられなきゃいけないのw」


大きく口を膨らます国見くん…

可愛いw


国見「…撫でます」

A「は！？ちょっ！！」


すくっと立って、いきなり頭を撫でてきた国見くんの手を慌てて払いのける…

目の前には不満そうな国見くんの顔…

なんで払いのけるんですかとでも言いたげな表情だなw


A「無闇矢鱈に女性に触んないの」


それはセクハラになりかねないぞ？w


国見「…じゃあ先輩が俺の頭、撫でてくださいよ」

A「…はぁ」


意味違うんだけどなぁ…

まぁ、いいか…

撫でやすいように、屈んでくれる国見くん…

優しく髪に触れる…

隣の金田一くんもソワソワしてから、ついでに屈むように促して頭に触る…


A「…はい、おしまい」


2人の頭からパッと手を離す…


国見「…ありがと…ございました」

金田一「あざっしたっ！」

A「いいえ〜w…この後も練習頑張ってね？」


顔を見合わせ少し口角が上がる2人…


金田一・国見「「はい！」」


うん、私も頑張れそうだ


及川「Aちゃ〜ん！！俺も撫でてっ！！」


セットしてた綺麗な鰹節ヘッドの及川の髪はぐしゃぐしゃ…

及川ファンの話によれば、あのセットに2時間ぐらいかかってるらしい…

どこのモデルだよw


てか、あの2人…

相当恨んでたなw

及川の髪、モッサモサになっちゃってるよw

2時間のセット、跡形もなく消え去ってるよ？w


A「残念wあれは年下にしかしない後輩特権のサービスで〜す」

及川「なにそれ！？金田一も国見ちゃんもずるいっ！！」


そう言い残し、2人に絡みに行く及川…

後輩に絡むのやめなよw


でも、一瞬ね？

特権だって言ったとき、国見くんの口角がさっきよりも上がった気がした…

まあ、気がしただけだけどね？

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