愛と哀２【約束のネバーランド】

アイが５７つ ページ9

エリーside


レイ「俺まだ納得しきってねぇからな」


ーーーーーー

ノーマン「脱獄決行は10日後、11月8日だ」


『...え』


エマ「ちょっ！急過ぎない！？いやいいんだけど」


レイ「よかねぇよ！」


１０日後！？

１０日後はいくらなんでも無理だ

子ども達の訓練が足りない

体力だって全然...


無理に脱走しても全滅だってあり得る


レイ「ママの目的は"制御"__

だから"標的オレたちが動かねぇならママも動かねぇ"

ゆえに"時間はある"って話じゃねぇのかよ」


ノーマン「だからこそ だよ

僕らにそう見えてるってことは

ママにもそう見えてる 裏をかきたい

どの道、冬になる前には逃げたいしね」


確かにもうすぐ１１月

これ以上寒くなったら動きにも支障が出る


ノーマン「それにそこまで急な話でもないでしょ？

訓練含め諸々、ママの策が読めなかった分

急ぎで進めてきたわけだし

必要なことは全て残り10日で済ませればいい」


残り１０日

一体何が必要か

何を揃えられるか


時間は限られた

私はこの子達のサポートを全力でする

ただ、それだけ


ノーマン「ママは"情報源"の存在を明かすつもりがない

色んな打算はあるだろうけど、本気で隠したかったら

フリでもシスターに年長者6人をマークさせる」


『つまりは、"時間がある"は罠

発信器を壊し次第最速で脱獄を、ということ』


ーーーーーー


レイ「つっても流石に現実無茶じゃね？

10日後て...」


ノーマン「___と思うだろう？

だから裏をかけるんだ

出なきゃ意味が無い」


今日を含めあと１０日

脱獄を図る上で次に必要なことは

ドンとギルダの引き入れ


最年長の６人協力は最低ライン

隊も率いてもらわないと



でもこの調子で行くともうすぐで内通者もバレる


そろそろ潮時だ


みんな、ごめんね

私は逃げない

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