修行 ページ4
翌朝
ガイ班のメンバーが、
ガイから集合をかけられた
リサが指定の場所へ行くと、
もうみんな揃ってる
ガイ
「遅いぞ、リサ!
青春は待ってはくれないぞ!」
何でこの人、
『朝3:00からこんなに元気なんだ…?』
テン
「そうですよ、ガイ先生。
しかも、こんな早くに呼び出して、
一体何の用ですか?」
ガイ
「それはだな…
修行だ」
全員の表情が固くなる
リー
「修行ですか!燃えてきました!」
…一人を除いて。
ネジ
「いくらなんでも、限度ってものがあるだろ」
ガイ
「わかっとらんなぁ、ネジよ。
今回はリサの初修行だ。
それに誠心誠意向き合うのが
師と仲間としての務めだ。
今まで修行していない分を取り返すには、
これでも遅いくらいだ。
なあ、リサ」
『いや、頼んでないです』
テン
「リサもこう言ってることですし、
解散っていうことで…」
ガイ
「待て、いいのか!?
一日中修行に明け暮れるなんて、
こんなチャンス滅多にないぞ!?」
ああ、これは、
(不自由なんてものじゃないな…)
未だ白み出さない空に、
新月に近い月が浮かんでいることだけが、
リサにとって唯一の救いだった…
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作者名:じょうろ | 作成日時:2020年2月20日 22時